佐賀県 早稲田佐賀高校 2年生「OctPASS」のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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視覚障害者と健常者をつなぐヘルプボタンを考案 優れたビジネスプランと表彰

佐賀県 早稲田佐賀高校 2年生「OctPASS」のみなさん

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早稲田大学の創立者、大隈重信が生まれた佐賀県に2010年に開校した早稲田佐賀高校。次代のリーダーシップを発揮できる人材育成を目指す同校にあって、生徒は、自ら社会の課題を設定し、オリジナリティあふれる解決方法を考案する取り組みにチャレンジしている。

2024年度は、2年生(現3年生)4人のチーム「OctPASS」が、「第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ」で視覚障害者が、安心して生活できる環境にするためのビジネスプラン『視覚障害者と晴眼者をGENNECTするボタン』で、ベスト100と学校賞をダブル受賞した。

「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)は、若者ならではの自由な発想や創造力で、社会的な課題などを解決するビジネスプランを競うコンテストで、今回は過去最多の536校、プラン数5151件の応募があった。

4人は、夏休みや総合的な探究の時間を利用して、視覚障害者への聞き取り調査で「外出しにくい環境」との声があり、外出先で困った時、助けを求める声かけがしづらいからという。一方健常者からは「意思表示してもらえれば、手助けしたい」との意見があった。

そこで4人は、視覚障害者が使う白杖に「困っています」などの音声が出るヘルプボタンがあれば、健常者も応えやすいのではと考え、試作に取りかかった。

ヘルプボタンには録音機能のある玩具を活用。音声は人工知能(AI)で生成した。ボタンを押せば「困っています。お手伝いをお願いします」と周囲の健常者に声かけができる。

「受賞できて嬉しい」と喜ぶ生徒たち。案を完成させる上で、多くの人が携わってくれたと感謝し、「そのつながりを大切にし、できればビジネス化まで続けたい」と話していた。
(2025年3月掲載)
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