徳島県 阿波高校 2年生「たらいうどん開発部」のみなさんの善きことニュース

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阿波の郷土料理たらいうどん 地域活性化へカボチャのオリジナル麺考案

徳島県 阿波高校 2年生「たらいうどん開発部」のみなさん

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徳島県立阿波高校の生徒は「総合的な探究の時間」などで、地域の課題解決に向けた様々な取り組みを行っている。

2年生3人のチーム「たらいうどん開発部」は、地域活性化を視点に、カボチャを生地に練り込んだオリジナル「たらいうどん」を考案した。

阿波市の郷土料理「たらいうどん」。かつて林業が盛んだった頃、山仕事をする人たちの仕事納めに、大釜で茹でたうどんを大きなたらいに移し、大勢で囲んで食した振る舞い料理が始まりとされる。

3人がたらいうどんの新商品開発を企画したのは、2024年11月、総合的な探究の時間で郷土料理を生かした地域振興策を探究する中で、道の駅どなりで開催される手打ちうどん体験会に参加したのがきっかけ。地元阿波の食文化を広くPRし、地域の活性化につなげたいとオリジナルたらいうどんの開発を思い立った。

現代の若者らしく写真映えも考慮。甘味があり栄養価も高く、麺が鮮やかな黄色になることなどから、地元産野菜のカボチャを選んだ。

生徒たちは、カボチャと小麦粉、水や塩分などの量や配分などの調整や工夫を施し、納得の麺に仕上げた。「料理づくりも商品開発も初めて」という生徒たち。「家族や支えてくださった方々のおかげ」と感謝する。

2025年2月9日、3人は道の駅どなりの協力を得て、限定30食を提供するイベントを開いた。

当日は観光客らが次々と注文し、生徒が考案し調理するカボチャのたらいうどんを味わった。評判も上々で、「美味しく提供できるよう練習を積んだ」と笑顔で話す生徒たち。今回の取り組みが、阿波の独自のうどん文化を知ってもらうきっかけになればと願っていた。
(2025年3月掲載)
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