岡山県 真庭高校 経営ビジネス科3年生「竹害対策チーム」のみなさんの善きことニュース

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地域の課題解決へ 竹害対策から竹パウダービジネス考案 大賞受賞

岡山県 真庭高校 経営ビジネス科3年生「竹害対策チーム」のみなさん

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岡山県立真庭高校の生徒が、2024年秋、地域の課題解決を図り、地域発展に貢献する産業振興を目指す新たなビジネスアイデアを発掘するコンテストに出場。2つの大会で最高賞を受賞した。

快挙を成し遂げたのは、経営ビジネス科3年生4人で構成する「竹害対策チーム」で、取り組んだのは「なくす竹害~竹と液肥でイノベーション」をテーマにした課題研究である。地域の放置竹林を生かす方策を考える過程で、竹を粉末化し、散布して防草する取り組みを知った4人は、社(やしろ)地域振興協議会の協力で、竹林の伐採と竹パウダーの製造を行い、竹チップ、木質パウダーなどとの防草効果の比較調査を実施した。竹パウダーを散布した土壌には、今も草が生えてこないという。

さらに、バイオ液肥を混合した竹パウダーで育てたプチトマトは、味や収量に差が認められ、真庭市環境課との消臭効果の検証実験では、生ごみに竹パウダーをかけると臭いが軽減することを確認した。竹パウダーと生ゴミが一緒に回収され液肥プラントに入ると、メタンガスが効果的に発生し、生ゴミ回収車への燃料化が期待される。できたバイオ液肥は農業に活かされ、循環型の貢献が期待できるという。

生徒たちはこれらの研究成果を「全国高校生ビジネスアイデアコンテスト」(10月・栃木県)と、「ビジネスプランコンテスト2024」(11月・岡山県)で発表し、最優秀賞とグランプリを獲得した。

4人は地域活性化につながるプレゼンやSDGsの視点、地域を巻き込んだ取り組み、循環型社会への貢献に対する期待などが高く評価されたのでは、と語り、卒業後も研究を続け、後輩とも連携したいと話していた。
(2024年12月掲載)
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