愛媛県 伊予農業高校 生活科学科食物A班のみなさんの善きことニュース

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農福連携、障害者育成農産物で商品開発 共生社会実現めざす活動に最優秀賞

愛媛県 伊予農業高校 生活科学科食物A班のみなさん

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愛媛県立伊予農業高等学校は、地域に根ざし、地域と連携した農業教育を推進。生徒も地域との交流や地域に貢献する活動に積極的に参加している。

生活科学科食物A班の生徒たちは2022年、農福連携を通して地域の課題、共生社会の実現を目指す「#伊予農福連携プロジェクト」を立ち上げた。

生徒の体験学習先の農福連携推進企業と協働し、障害者が栽培するノウフクJAS認証のきくらげ、自然農法の米や大豆を利用したメニュー開発などに取り組んでいる。

2023年9月には、道後温泉のホテルにきくらげや愛媛の食材を使った「伊予農ランチ」4種を考案し、発売。彩りがよくどれもおいしいと高く評価された。11月には青森県の水産会社と協力。レトルトの「きくらげ鯛飯」「きくらげつくね」を開発している。

12月、同班は、県内の高校生の地域づくりに関する実践活動を表彰する「えひめ地域づくりアワード・ユース2023」の最終審査会に出場。「#伊予農福連携プロジェクト 〜伊予農×ノウフク×企業共同で共生社会の実現を目指す〜」をテーマに発表。農業と福祉の連携による地域とのつながりや、きくらげなどを活用した商品開発が評価され最優秀賞を受賞した。

「農福連携の活動はとても有意義で楽しい」という生徒たち。伊予市内の福祉団体とカフェを開き、高齢者、障害者が接客スタッフとして活躍した。また、認知症対応型グループホームの施設利用者とプランターを利用して野菜や花を育て、収穫した野菜は施設の食事に使われている。

生徒たちは「高齢化率の上昇など、地域の課題解決と共生社会の実現に向けて研究を続けていく」「今後のプロジェクトの展開を考えるとワクワクする」と話している。
(2024年2月掲載)
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