京都府 京都府立海洋高校 マリンバイオ部のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
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「高校生初!」 飼育困難なマサバの産卵・ふ化に成功

京都府 京都府立海洋高校 マリンバイオ部のみなさん

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近畿圏唯一の水産・海洋系単独専門高校の京都府立海洋高等学校。未来の海へ熱い想いを抱く生徒たちは日々の学びの中で、地元産業活性化を目標に、魚介類の育成・普及・拡大や水産食品の開発などに取り組んでいる。

マリンバイオ部の部員たちも、地域振興策として名産品を生み出そうとテナガエビなどの養殖や、7年にわたる研究で高校生初のイサキの完全養殖に成功するなど、優れた成果を重ねてきた。

2023年には、敏感でストレスに弱く飼育が難しいと言われるマサバ(サバ科サバ属)の産卵とふ化に成功した。2021年、当時1年生だった部員が、学校桟橋などで釣り上げた全長10センチ前後のマサバ約100匹の育成を始めた。約2ヶ月で50匹ほどに半減したため、部員たちは餌の給餌の回数や量、栄養素の配分など成長に合った最適な育成方法などを研究。2年間で約30匹を30センチを超えるまでに成長させた。

部員たちは次のステップとして、自然産卵を試みることに。2023年5月24日にマサバが産卵を始め、100粒程を採卵。26日に約30匹のふ化仔魚を確認したものの全滅。6月半ばに1500〜2000個の卵から2代目となる約80匹が誕生し、20日間で約35ミリに成長。全国水産高等学校長協会は「飼育が難しいマサバの産卵と飼育の成功例は聞いたことがない」と評価。「高校生で初めて実現できてうれしい」と話す部員たち。記録的猛暑のため15匹程に減ってしまったが「これまでのデータを生かせば個体は増やせるはず。3代目、4代目とつないでいく」と意欲を見せていた。
(2024年1月掲載)
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