京都府 嵯峨野高校 「京・平安文化論ラボ」2年生16人のみなさんの善きことニュース

日本一の学校情報JS日本の学校

家族に教えたい、教育情報がここにあります。

最近チェックした学校

日本の学校 > 専門学校を探す > 善きことをした高校生達 

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

古典の世界に親しんで 源氏物語ゆかりの社寺巡るスタンプラリー好評

京都府 嵯峨野高校 「京・平安文化論ラボ」2年生16人のみなさん

写真
源氏物語ゆかりの京都市の社寺を訪ね歩く『ちゅう源氏と巡る 源氏物語 京都スタンプラリー』が開催された。京都府立嵯峨野高等学校の「京・平安文化論ラボ」の2年生が企画・運営するイベントで、今年で6回目の実施となった。「ちゅう源氏」は京都市在住のイラストレーター考案のネズミのキャラクターだ。

同ラボは、若者の古典離れを課題とし、その課題解決を目指して活動しており、スタンプラリーもその一環である。今回も、実施に伴うスポンサー集めや社寺への協力依頼などは生徒が担当し、11月1日の「古典の日」を挟んで、10月28、29日、11月3〜5日の計5日間行われた。

今回は、外国人観光客の参加も促そうと英語版のウェブサイトも作成した。スタンプは、源氏物語で光源氏と六条御息所(みやすどころ)の別れの場所の野宮神社や下鴨神社、上賀茂神社など11ヶ所の社寺に設置。来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」が、源氏物語の作者である紫式部が主人公という話題性もあり、多くの市民や観光客が参加した。『源氏物語』に関するエピソードを紹介したスタンプ台紙に、3ヶ所のスタンプを集めれば、生徒が考えた「ちゅう源氏」オリジナルコットンバッグが贈られ、今年は約2000人が受け取った。

「このイベントのおかげで、『源氏物語』に関係する寺院のことがよくわかって楽しめた」などの参加者の言葉に、「古典の世界を身近に感じるきっかけになってもらえれば」と話す生徒たち。スタンプラリーの他、市内の洋菓子店とコラボし、『源氏物語』の登場人物をイメージした洋菓子の商品化などにも挑戦している。こうした取り組みが認められ、今年度の「古典の日文化基金未来賞」を受賞した。
(2023年12月掲載)
下写真1下写真2下写真3

あなたのまわりの素晴らしき高校生・善きことをした高校生をご紹介ください。

掲載につきましては、小社にて検討させて頂くことがあります。
メールに氏名(団体名)、都道府県、高等学校名、学年、あなたのお名前、お電話番号、住所、情報源、記事内容をご明記の上、「日本の学校」編集部へお送りください。
この内容についてのお問い合わせ・ご感想ははこちらまで( webadmin@js-corp.co.jp )