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善きことをした高校生達

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吉野川市と地元スイーツ店と共同開発 桑の葉ジェラートで地域活性

徳島県 川島高校 高1の総探で組んだ3人組・生徒会・クッキング部のみなさん

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2024年に創立100周年を迎える徳島県立川島高校。生徒に、課題解決に向けた探究力を身につけ地域社会に貢献できる力の育成を、スクールポリシーの目標の一つとする同校にあって、生徒も地元吉野川市の活性化に向けた取り組みに挑戦している。

2023年2月には、同市の「ふるさと対話集会」で、高1の総探で組んだ3人組の生徒たちが市長らに桑を使用した食品のアイデアを提案したのを機に、産官学連携で「桑の葉ジェラート」を開発することになった。

商品開発に参加するのは、アイデアを提案した3名に加え、生徒会長とクッキング部のメンバー、市内の老舗料理店が営むスイーツ店。「世代を越えて、夢紡ぐまち 新・生活創造都市をめざす」市が、生徒のアイデアを生かしたいと、無添加にこだわった和菓子やジェラートを製造販売するスイーツ店に呼びかけた。

同店は、生徒の意見を参考に、桑の葉、牛乳、生クリーム、砂糖、同市川島町産の蜂蜜をベースにジェラートの試作を重ね、6月、同校で試食会を開催した。当日は生徒の他、対話集会の出席者も参加して、用意された桑の葉や蜂蜜の量、砂糖の種類が異なる3種類桑の葉ジェラートを試食した。

参加者からは味に関するものや、消費者の嗜好など様々な視点からの意見が出され、味の方向性が固まった。スイーツ店のオーナーは、高校生と市と産官学連携で新たな名産品となる「今までにないジェラートができるはず」と力を込める。

7月、改良したジェラートを再度試食し、生徒たちも満足のいく「桑の葉ジェラート」が誕生した。

8月、生徒たちは市役所を訪れ、市長に試食してもらい、高評価を得た。今後は、年末までに商品化し、市の新たなふるさと納税返礼品として、全国に広めていく考えだ。
(2023年8月掲載)
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