岐阜県 大垣養老高校 犬クラブのみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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保護犬を救済 幸せな暮らし願い、新たな里親探し譲渡

岐阜県 大垣養老高校 犬クラブのみなさん

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2021年に創立100周年を迎えた岐阜県立大垣養老高等学校。「学びのフィールドは地域にあり」と、生徒たちは地域に飛び出し、多彩な活動を展開。総合学科では地域企業とコラボした商品開発を行い、ふるさと納税返礼品にも採用されている。農業科は、栽培した農産物を周辺住民に販売する他、地域固有の希少種美濃柴犬、木曽馬の保存活動や飛騨牛の繁殖・育成などに取り組んでいる。

2020年に発足した「犬クラブ」は、動物保護団体から譲り受けた保護犬を、散歩やトイレのしつけなど愛情たっぷりに世話をし、新たな里親を見つける「命の救援活動」に取り組んでおり、これまでトイプードル、ラブラドールなど10匹を譲渡してきた。

保護犬は、迷い犬や野犬、飼い主による飼育放棄などさまざまな事情で保護された犬で、悪質なブリーダーなどによる虐待で、人間に恐怖心を持つ犬もいるという。

現在は、動物保護団体から託された雌犬の姉妹3匹を、30人の部員が1日3回の餌やりや散歩、トイレトレーニングなどの一般的なしつけの他、歯磨き、爪切り、ブラッシングなどのお手入れトレーニングを行っている。

また里親に譲渡する際は、トレーニング方法などを伝授するしつけ教室を実施し、犬たちが新しい家族と幸せに暮らせるよう努めている。

同部では、犬たちを世話する物資が不足しており、部費の一部や協力企業に募金箱を設置して資金を集めて準備している。部員たちは、消耗品のタオルやトイレシート、不要になったサークルや室内飼い用マットなどの提供を呼びかけている。「命の救援活動を継続するためにも、協力してもらえればうれしい」と話していた。
(2023年6月掲載)
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