島根県 松江工業高校 定時制課程の生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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お年寄りの心癒す和みの灯り 手製のあんどん、高齢者施設で展示

島根県 松江工業高校 定時制課程の生徒のみなさん

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島根県立松江工業高校定時制課程の生徒は、同校の魅力を発信する多彩な活動を推進している。昨年12月には電気科4年生が、松江市古志原公民館を課題研究で製作したLEDイルミネーションで飾りつけた。今年1月には建築科3年生が、松江市内の保育園に木工テーブルと椅子を寄贈している。

同校美術部と建築科1年生は、例年秋に開催される「松江水燈路」に、自分たちが作ったあんどんを展示してきた。しかし、2020年はコロナ禍で中止となったため、作品を披露することができなくなった。

そこで、同校近くの特別養護老人ホーム「厚生センター八雲」に、展示してお年寄りに鑑賞してもらえないか打診したところ、同ホームは、新型コロナにより外出や家族との面会も制限され、お年寄りも寂しい思いをしている。あんどんの光が心の慰めになればと、展示を快諾。後日、ホームのホールにあんどんをセッティングし、鑑賞したお年寄りたちは「きれい!」「どの作品も素晴らしい」と感心していた。

2021年度も貸し出され、同ホームの入居者も楽しみにしているという。3回目となる今回は、2月2日に同校で貸し出し式を開催。1年生と美術部員で制作したあんどん12点と、美術部制作の障子型オブジェ2点が、出席した同ホーム職員に受け渡された。

生徒たちが約1ヶ月かけて完成させたあんどんには、『松江らしさ』『島根の魅力』をテーマにした絵柄が描かれている。「入居者さんたちのなごみになれば」という生徒たちに、入居者たちは、あんどんの明かりがとてもきれいに灯って、絵が浮かんで見えると、笑顔で魅入っていた。

同校では「他の施設から貸し出しの依頼があれば喜んで対応したい」と話している。
(2023年4月掲載)
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