北海道 羽幌高校 シーバードフレンドリープロジェクトチームのみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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全国大会優秀賞 地域の宝、天売島の海鳥守る環境活動発表

北海道 羽幌高校 シーバードフレンドリープロジェクトチームのみなさん

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北海道の北西部に位置する羽幌町の沖合に浮かぶ天売(てうり)島は、「オロロン鳥」と呼ばれるウミガラスやケイマフリなど8種類、100万羽の海鳥が繁殖する「海鳥の楽園」として知られている。

しかし近年、ウミガラスなど4種が絶滅危惧種、1種が準絶滅危惧種に指定されるなど海鳥の生息数が減少。地域の宝「海鳥」を保護し、個体数を増やそうと天売島や羽幌町の環境保全にSDGsの視点をベースに取り組んでいるのが、北海道羽幌高校の1年生「SBF(シーバードフレンドリー)プロジェクトチーム」だ。

同校は羽幌SBF推進協議会と連携。1年生は「総合的な探究の時間」で、羽幌町ビオトープでの生物調査や海岸清掃などを通し、海鳥などの海洋生態系に影響を与える様々な課題を探究。

今年2月、これまでの学びや体験をまとめ、高校生がSDGsへの取り組みを発表する「第8回全国ユース環境活動発表大会」に北海道代表として出場。「羽幌町に飛来する海鳥と今後の課題」と題して発表した。

大会では1960年代には約8000羽が生息していたウミガラスが、漁網への混獲やエサとなる魚の減少、ハシブトガラスなどの外敵の増加などで一時は10数羽に減少したこと。環境省を中心に、ウミガラスのデコイや鳴き声を流す装置を使うなどの保護活動を進め、100羽を越えるまで回復したことなどを動画を使って説明。今後も個体数増加ため、食べられる魚網の開発、海鳥保全のため、高校生のボランティア参加などを提案。「今後も緑や環境に対する活動を行い、人々に理解してもらえるよう努力したい」の言葉通り、動画投稿サイト「YouTube」での発信も始めた。優秀賞受賞に「天売島の海鳥の現状を伝えることができたと思う」と話していた。
(2023年3月掲載)
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