徳島県 城西高校神山校 生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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棚田再生、神山コムギ継承、里山の景観保全 地域資源を活性

徳島県 城西高校神山校 生徒のみなさん

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「地域で学び、地域と育つ」をコンセプトとする徳島県立城西高等学校神山校。人・自然・地域を思いやる心を持ち、次代のリーダーとして地域社会の発展に貢献する生徒の育成に努めている。

学んだ技術を生かし、地域住民の困ったを手助けする「孫の手プロジェクト」や、同校のある神山町神領で発見された「ジンリョウユリ」(環境省の絶滅危惧T類指定)の保護活動で環境大臣表彰を受賞するなど、地元に貢献する生徒たちの活動は高い評価を得ている。

町全体を学習の場とする同校独自の授業「神山創造学」を学ぶ生徒たちも、地域住民から借り受けた耕作放棄地の棚田「まめのくぼ」を中心とした活動を推進している。

2019年、農業科(地域創生類)の食農プロデュース、環境デザイン両コースの2年生が、地域を調査中、多くの棚田が耕作放棄地になっていることを知り、所有者に自分たちで再生したいと訴え、許可を得た。

生徒たちは、里山の景観保全のため、石積み技術を習得し、棚田を再び農地に活用できるよう整備。

70年以上神山町で受け継がれてきた「神山小麦」の栽培に着手。その種を継承する取り組みも進めている。

小麦は11月末から種をまき、翌年の6月ごろに収穫。地域のパン屋などに販売する他、商品開発にも挑戦。昨年はクッキーを考案し、道の駅で販売した。今後も商品開発を進める考えだ。

2021年の夏からソバの栽培も始めた。今年は野ウサギなどの食害を防ぐ電気柵を設置。安心安全な農産物を生産する持続可能な循環型農業の構築にも努めている。

生徒たちは、棚田を再生させ育てた作物を販売して地域に還元する。この取り組みを後輩に継承していくと、力を込めていた。
(2022年12月掲載)
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