佐賀県 多久高校 生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
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小学生集まれ!作って、学んで、楽しんで 15年目の「小高連携授業」

佐賀県 多久高校 生徒のみなさん

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佐賀県のほぼ中央に位置する多久市に1963年に開校した県立多久高等学校。「文教・安心・交流・協働のまち」の学校らしく、生徒たちは地域との交流や貢献活動に熱心に取り組んでいる。JRC部の生徒が、学問の神、孔子を祀る国の重要文化財「多久聖廟」周辺の美化活動へのボランティア参加などは、その一例。

今年11月には、「小高連携授業」を開講。2008年から実施している取り組みで、学校に招待した小学生に、生徒が先生役となって授業や部活などを体験し、高校の学習環境を知ってもらおうというもの。

今回は、市内の義務教育学校の東原庠舎東部・中央・西渓校3校の児童約150人を招待。総合学科の各系列、各部活動の生徒が、文鎮を作ろう、ミニクリスマスツリーを作ろう、手話で歌おう、野球を楽しもう、弓道を楽しもうなど、20種類の授業を指導した。

生徒たちは、授業が子供たちに理解してもらえるよう工夫した内容のプログラムで進行。医療看護コースの3年生が担当した『人工イクラを作ろう』の授業では、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウム溶液を混ぜて色とりどりの「イクラ」を完成させた。参加した子供たちは、化学反応でイクラが作られていく行程に「すごく面白かった」と目を輝かす。

他の授業に参加した児童も「やさしく教えてくれた」「分かりやすかった」と笑顔で話し、高校での学びに興味を持ったようだった。

生徒たちも、小学生への指導を通して教える面白さや難しさを感じながらも、子供たちと楽しい時間を過ごすことができたと話していた。
(2022年12月掲載)
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