群馬県　伊勢崎高校　図書委員会・有志生徒のみなさんの善きことニュース

２００５年４月、群馬県立伊勢崎東高校と境高校が統合し、開校した伊勢崎高校。『知性を磨き、品性を高め、情操を養い、高き理想に向かって歩む』を教育目標とし、今年度の重点目標の一つに「読書意欲を喚起し、読書の習慣を養うとともに、読解力、表現力を高める」を掲げている。

同校の生徒で作る図書委員会は学校の方針に応え、本を読む楽しさを伝えるためにさまざまな活動を推進。在校生を対象にした朗読会の開催や、群馬県立伊勢崎高等特別支援学校の生徒たちとの交流会における読み聞かせ活動などは、その一例だ。

今年の８月には、伊勢崎市さざんか児童館で、絵本の読み聞かせ交流会を開いた。昨年度から実施されている「異年齢交流」の一環。

参加した図書委員会のメンバーと有志生徒１３人は３つの班に分かれ、児童約６０人におすすめの絵本を読み聞かせた。子供たちは高校生のお兄さん、お姉さんたちの語る物語に興味深そうに聞き入り、絵本の世界に入り込んでいた。

交流会では児童から感謝の手作りうちわがプレゼントされ、生徒たちは嬉しそうに受け取っていた。

「子供たちがしっかり聞き入ってくれて励みになった」という生徒たち。今後も読み聞かせ活動を続けることで、本に興味を持ち、読んでみることで「本を好きになってくれる子供たちが増えてくれたら」と話していた。