宮城県 気仙沼向洋高校 向洋語り部クラブの2人の3年生の善きことニュース

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善きことをした高校生達

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問題解いて、命を守る知識深めて LINEで防災クイズ発信

宮城県 気仙沼向洋高校 向洋語り部クラブの2人の3年生

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2020年6月に発足した宮城県気仙沼向洋高校の「向洋語り部クラブ」。津波で被災した同校旧校舎を保存・開設された「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」で、月命日の11日や休日に活動している。

昨年末からは、2人の3年生が独自にLINEで「防災クイズ」の発信を始めた。問題を解くことで防災の知識と命を守る意識を高めてもらうのが狙いだ。

2人は伝承館で活動している中で、子どもたちの来館が少ないことに気づいた。震災を知らない、憶えていないために防災への関心が低いのではと思い、「どうすれば震災を知らない子どもたちに知ってもらえるか」を考えた2人は、母校の小学校の震災前後に生まれた高学年の児童にアンケートを依頼。意外にも約7割の児童が震災についてもっと知りたいと回答。学校での防災教育や伝承館で校外学習したことが主な理由だった。休日にも伝承館に来てほしいと思ったが、市の中心部から遠いこともあり、2人は、多くの人が使っているLINEに「未来へ繋ぐ伝承」を開設。公式アカウントに週2回、防災に関するクイズを発信。楽しく学んでもらえればと願う。問題は行政や生協などの公的な防災サイトから「豆知識」として使えそうなものを選び、2021年12月20日からスタートした。

『避難するときの服装は、動きやすいように身軽な薄着にする。正しいか、正しくないか』などの問いに答えを送信すると、防災にまつわる情報が届くなどの工夫も。伝承館のスタッフからも好評という。

震災についての疑問を匿名で質問出来るLINEのオープンチャットも開設しており、学んだことを大切な人に広げてもらえればと話している。
(2022年8月掲載)
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