沖縄県 八重山農林高校 アグリフード科3年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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島内一美味しいアンダギー開発 県産黒糖消費拡大に期待

沖縄県 八重山農林高校 アグリフード科3年生のみなさん

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沖縄県立八重山農林高校のアグリフード科では、プロジェクト学習を通して生徒が地域の特産品や特徴を活かした商品開発を行い、企業と連携して商品化に繋げる教育を進めている。

今年5月、同科の3年生5人がサーターアンダギーを持って竹富町役場町長室を訪問した。昨年9月、同町が県内で在庫過多となっている黒糖の消費拡大につながる商品開発を、同高に依頼。5人がおよそ半年かけて仕上げた試作品で、試食した町長は「今まで食べた中で一番おいしいかも」と絶賛し、町の名物として普及させたいと話す。

竹富町によると、コロナ禍で観光と外食需要が急減。黒糖の消費も減少して在庫過多となり同校に相談。5人がプロジェクトチームを立ち上げた。

5人はまず沖縄の菓子9種の認知度を調査。1位のサーターアンダギーを開発テーマに選定。油に揚げる温度や時間、黒糖の配合割合の調整などの試作を繰り返し「外はサクサク、中はふんわり」の食感を実現した。プレーンタイプと黒糖タイプがあり、黒糖タイプは波照間島産を使用している。

生徒は「黒糖を100%加えることで最も風味が良いことが分かった。竹富町産黒糖の消費も増えると思う」「島内では一番おいしく仕上げることができたと思う」と話す5人は、レシピを竹富町に還元したいといい、「町内で食堂やお菓子を作っている方に講習会が持てたら」と町に協力を求めた。

「アンダギー娘のサーターアンダギー」と命名し、パッケージも生徒が考案した新商品は、南ぬ島石垣空港内の売店coralwayで、1袋6個入り350円で販売されている。
(2022年6月掲載)
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