徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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不要の服を無料譲渡 「服活」を通して環境配慮の消費社会実現へ

徳島県 那賀高校 エシカルクラブのみなさん

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徳島県立那賀高校は「エシカル教育の充実」を重要目標の一つとし、「『エシカル消費』を世界へ・未来へ」をテーマにした教育を進めている。生徒も多彩な活動を行っており、エシカルクラブの生徒たちは、社会や環境を配慮したエシカル(倫理的)消費の普及を目指すべく、その中心的活動として「服活」に取り組んでいる。

「服活」とは、不要となった衣服を回収し、新たな活用の場を与える活動。回収は生徒や教職員への呼びかけに加え、地元那賀町の広報誌やショッピングモール、個人店などの協力を得て、地域住民などから古着の寄付を受け、検品、サイズ別に仕分けして図書館や各種イベントなどで展示し、必要とする人に無料譲渡するもので今年で6年目。2020年度までに4500着、2021年度は3600着を譲渡したという。

「状態のいい服をそろえているので、幅広い世代の方にお譲りできれば」「服活を通して、環境にやさしい生活『エシカル消費』について理解していただき、この取り組みに参加してもらえたら」と話す。

リピーターや回収協力店も増えているといい、「服活」を基盤にしたエシカルの輪の広がりに、手応えを感じている様子だ。

同部は、回収した衣服の一部を海外に送り、現地の雇用促進やポリオワクチン購入などの国際支援に役立てる「古着deワクチン」活動に参加。また、縫製会社から提供された残反でエコバッグや防災リュックを製作し、イベントなどで配布。地元産の阿波晩茶で染めたガーゼマスクを近隣の高齢者施設に提供するなど、様々なエシカル活動を実践。これらの活動が高く評価され、2021年度のACAP消費者志向活動表彰で「選考委員奨励章」を受賞した。
(2022年4月掲載)
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