長野県 南安曇農業高校 生物工学科3年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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創立100周年記念SOBA豚カレーを開発 安曇野から全国目指す

長野県 南安曇農業高校 生物工学科3年生のみなさん

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長野県南安曇農業高校は、1920年の創立以来、安曇野・松本地域における農業教育の拠点として地域の活性化に貢献してきた。

そして今年、生物工学科の生徒が創立100周年記念として地元の農家や企業と連携し、オリジナルのレトルトカレー「信州安曇野SOBA(そば)豚(とん)カレー」を開発・商品化した。

同科では、地域の農業支援に繋げたいと、5年前から、そばを製粉する際に捨てられる甘皮を豚の飼料として活用できるかを研究。「肉質が柔らかくなり、脂身が甘くなる」の食味調査やアレルギーの心配がないかの検査も行った。

その結果を基に、今年3月から同科の動物バイオテクノロジーコースの3年生14人が、カレーの商品開発を進めてきた。豚の生産は2019年に県内で豚熱が確認されたため、校内での飼育を中止し、OBの畜産農家に委託。そばの甘皮は安曇野で自家栽培している松本市の蕎麦店、企画監修、販売指導は松本市の百貨店、製造は地元企業の協力を得た。生徒は「多くの人の支援を受けて形にすることができた」と感謝する。

商品のネーミングは、信州・安曇野・そば・豚と全部の言葉を使って地元の養豚農家を応援したいという思いと、将来のブランド化も考え、決めたという。

パッケージも生徒が中心となってデザインしたレトルトカレーは、10月23日の創立100周年記念式典で出席者らに配られた他、松本市の百貨店などで販売され、「豚肉は歯応えがあり、カレーにマッチして美味しい」と好評。生徒たちは「安曇野の特産となって、全国に広まってくれれば」と期待していた。
(2021年11月掲載)
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