長野県 富士見高校 園芸科野菜・食品コースの3年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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東京五輪・パラ目指す南スーダン選手に 頑張ってとトマト贈る

長野県 富士見高校 園芸科野菜・食品コースの3年生のみなさん

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アフリカ・南スーダンの陸上選手が、2019年から群馬県前橋市で今夏開催予定の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、事前合宿を行っている。同国は、2011年に誕生した世界で最も新しい国。今も続く内戦などで練習環境が整備されず、食事もままならない選手たちの苦境を知った前橋市が、長期の受け入れを決定した。

昨年、コロナ禍のため大会が1年延期になったが、政情不安定な母国に戻れない選手たちを、「みんなで励ましたい」と長野県富士見高校の生徒が前橋市に声掛けし、県内外の農業系高校にも協力を呼びかけたところ、県内6校と岐阜県立岐阜農林高校が趣旨に賛同してくれた。

企画したのは園芸科野菜・食品コースの生徒たち。2019年のラグビーW杯では、事前合宿で菅平高原へ来たイタリアチームのホテルに、18年にグローバル・GAP(農業生産工程管理)の認証を取得した水耕トマト「フルティカ」を提供している。

今回の活動は、大会が延期になった中でも、母国の期待を背負って懸命に練習を重ねる南スーダンの選手たちのことを、同科の生徒が知ったのがきっかけ。前橋市の担当者にトマトの提供を申し出、昨年12月、10人の3年生が同市を訪問。選手たちに、自分たちで育てたトマト5キロとシクラメンの他、協力校の農産物やジャムなどの加工品を手渡した。トマトを食べた選手たちは「おいしい」と笑顔に。その後、一緒に練習するなど交流を楽しんだ生徒たちは「今後も応援していきたい。大会での活躍を期待している」と話していた。
(2021年2月掲載)
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