宮城県 仙台市立仙台工業高校 生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
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確かな技術と実践力 伝統の地域貢献活動に文科大臣表彰

宮城県 仙台市立仙台工業高校 生徒のみなさん

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1896年開校の仙台市立仙台工業高校は、「ものづくり立国、日本を支えるエンジニアの育成」を教育の使命としている。生徒たちも良き伝統を継承しつつ、新たなことに挑戦し、次代を担う技術者として成長すべく努めている。さらに生徒たちは、伝統として、日々の学習で培った専門知識と技術を生かすべく地域貢献活動にも取り組んでいる。その多彩な活動と長年の実績に対して今年3月、文部科学大臣表彰を受賞するなど高い評価を得ている。

生徒は学ぶ学科や部活に合わせた貢献活動を実践。建築科は2006年度から県の建築士会仙台支部の「福祉キャラバン」に参加。市内の高齢者宅の居室や風呂場、階段に手すりなどを取り付けるバリアフリー工事をサポート。電気科は6年前から近隣住宅の照明スイッチ交換や電気設備の点検などを実施。土木科は近くの小中学校で、運動会開催前に衛星利用測位システムを使った測量技術を用いて、校庭に石灰で正確な円や直線を描く準備作業を手伝う。また機械科と電気科は小学生を招いて、プログラミング指導を行っている。

今年に入っても、土木科の生徒が八木山動物公園で開催する「サイを救おうプロジェクト」に協力。モルタルの技術を使ってサイのモニュメントと募金箱を作成した。

部活動でも、模型・動画部がビデオ作品「仙台の今と昔〜高校生がめぐる絵図の旅〜」を製作。仙台市自作視聴覚教材審査会の社会教育部門優秀賞を受賞した。

「喜んでもらえるとうれしい」という生徒たち。同校も、生徒の思いやる心、社会とかかわる力、学び続ける姿勢を育み、「社会の即戦力として活躍できる実践的な技能、知識を身に付けた人材を輩出していきたい」と話している。
(2020年5月掲載)
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