長崎県　北松西高校　生徒のみなさんの善きことニュース

長崎県五島列島の北端に浮かぶ大小１７の島々からなり、人口２３６５人ほどの小さな町、小値賀（おぢか）町。懐かしい町並み、独特の海岸美など、雄大で美しい景観から西海国立公園に指定され、「日本で最も美しい村」にも登録されている。

魅力あふれる島と町と人々の暮らしを、海外の人々にも紹介しようと、長崎県立北松西高校の生徒たちが、今年２月に公式ツイッターを開設した。長崎県の県立高校で公式アカウント開設は同校が初めてで、英文で作成しているのが特徴だ。

同校では、生徒の国際化をめざした英語教育の強化に取り組んでおり、今回のツイッター開設の目的の一つが、生徒たちの英語力の向上という。

２０１９年度は５人の３年生が担当。それぞれ独自に投稿テーマを考え、取材し、英文を作成。英語担当教諭と外国語指導助手が添削し、公開する。

これまで松並木の道や町並み、赤い火山礫で作られた砂浜が特徴の赤浜海岸を動画で紹介した他、伝統的な古民家や町の観光スポット「柿の浜海水浴場」の楽しみ方などを、美しい写真とともに書き込んだ。

生徒たちは「短く、わかりやすく町の魅力を表現することが難しかった」「日本の人にも海外の人にも見てもらい、島に来てもらえたら」と期待する。

２０２０年度からは、全生徒が順番で週１回の投稿を目指すことにしており、島の自然、町の風情、人々の暮らしを、地元に暮らす高校生の視点で発信していきたいという。