宮城県 南郷高校 産業技術科生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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おいしく安心安全なソーセージ開発 学校給食に提供

宮城県 南郷高校 産業技術科生徒のみなさん

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宮城県南郷高校産業技術科の生徒たちが、化学調味料や発色剤を使わない、安心安全なソーセージ作りに取り組んでいる。開発コンセプトは「誰でもおいしく、笑顔で幸せになれる」で、同校の畑で栽培した野菜を練り込むなど栄養面も追求している。

取り組みは2017年度からで、当時の3年生が授業でソーセージ作りに挑戦したのが始まり。地元のハム、ソーセージ、牛タン加工品製造会社の指導を得て、具材を練り込む際の温度やパリッという食感の出し方などを学んだ。指導した企業の担当者は、生徒たちのソーセージ作りに取り組む姿勢で強く印象に残ったのは、「安心安全」にかける思いだったと話し、無添加で美味しくするための秘策も伝授。生徒たちは2018年10月の文化祭で行った試食会での評価なども踏まえながら試行錯誤を重ね、「無塩せき野菜ソーセージ『あんしんソーセージ』」を開発・商品化した。

今年度は10人の3年生が引き継ぎ、おいしさの追求に加え、より多くの人に食べてもらうための普及活動に注力。地元最大のイベント「活(い)き生き田園フェスティバル」では、ソーセージ作り体験会の講師を務め、子どもたちを指導した。

また生徒たちは学校給食採用に向けた活動も推進。地元美里町の許可も得て、11月に近くの県立小牛田農林高校の豚と同校の野菜を具材に使ったソーセージ約二千食を提供した。指導した教諭は「失敗しても諦めずにみんなで協力した成果」と語り、この経験を地元で生かしてほしいと話していた。
(2019年11月掲載)
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