北海道 藻岩高校 2年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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ヒグマの出づらい環境作りへ 通り道の小川で草刈り

北海道 藻岩高校 2年生のみなさん

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市立札幌藻岩高校の生徒たちは、同市内で出没が相次ぐヒグマと人間との共存を図るための学習を進めている。札幌市によると、今年4月初めから9月20日まで、ヒグマの目撃情報は同校のある南区だけでも161件もあったという。なかでも頻繁にクマが目撃されている真駒内公園は、同校生徒の通学路やランニングコースになっていることから、5月に1、2年生を対象に、ヒグマの生態を研究している酪農学園大学の教授を講師に招き、人とクマとのつきあい方を学ぶ特別授業を実施。人の住む地域にクマが侵入しないようにするには、クマの住む森林の環境を守り、人間の生活圏にクマが出てくる必要がない状況を作り、クマと人が共生できる環境作りが大事なことを学んだ。

8月、この学びの成果を活かすため、8人の2年生がクマの出没が相次いだ札幌市南区藤野地区の野々沢川で、市の職員と草刈りを行った。

実施したのは、地域課題の解決方法を考える「総合的な学習の時間」で、クマ対策を年間テーマに選んだ生徒たち。野々沢川はクマの通り道とされ、草を刈ることで見通しを良くし、クマが隠れる場所を狭めて出没しづらい環境を作ることが目的という。

「この地区以外の住宅地や真駒内公園もクマが出没するので、地域の人々と協力して草刈りしたい」という生徒たちの言葉に、市の職員は「たいへんありがたい。こうした活動を今後も続けることが、クマとの共生につながる」と話していた。
(2019年9月掲載)
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