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善きことをした高校生達

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「復興桜塩」被災者と開発 津波に堪えた桜の香りが魅力

宮城県 宮城県農業高等学校 科学部のみなさん

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宮城県農業高等学校の科学部が、東日本大震災の被災者と「復興桜塩」を開発した。

同部の部員たちは、津波に飲まれた旧校舎の校庭で生き残り、花を咲かせた6本の桜を組織培養するなどして被災地の宮城県名取、岩沼両市の沿岸部に植樹する復興桜プロジェクトを進めている。

部員たちは復興のシンボルともいえる桜を、被災地復興にもっと役立てたいと考え、そのひとつとして「復興桜塩」の開発をスタートさせた。

今年4月、部員たちは両市の被災者とていねいに摘み集めた桜の花びらを塩漬けにし、乾燥させて粉末状にした。そして、仙台市のヒマラヤ岩塩専門店から提供された岩塩と混ぜ、桜の香りが魅力のまろみのある調味料に仕上げた。

8月、岩沼市のヒツジ牧場「いわぬまひつじ村」の定期市で初めて販売。部員たちの被災地復興への思いに賛同した来場者が「復興桜塩」を購入し、準備した70袋を全て完売した。

来場者に購入を呼びかけた部員は「復興の香りと希望をこの桜塩の香りに乗せて、多くの人々に被災地の現状を伝え、何度もリピートされる商品に成長させたい」と話す。

「復興桜塩」は1パック25グラム入りで、今後も「いわぬまひつじ村」の定期市や10月開催の同校学園祭、岩塩専門店などで販売され、売上の一部は沿岸復興に使われることになっている。
(2018年8月掲載)
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