長崎県 対馬高校 ユネスコスクール部のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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絶滅危惧種のチョウを救え! ユネスコスクール部、発足

長崎県 対馬高校 ユネスコスクール部のみなさん

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長崎県立対馬高校は今年4月、新たな部活「ユネスコスクール部」を立ち上げた。

2015年、同県初のユネスコスクール(ユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校)に認定された同校は、対馬の地域性を活かして、系統的な環境学習に取り組むと共に国際交流を積極的に進めてきた。また昨年度からは普通科2年生を対象に、対馬の魅力を知り、対馬の抱える課題の解決方法を考える「対馬高校ESD対馬学」を実施している。

今回発足した「ユネスコスクール部」は、1回目の活動日に、対馬市文化交流・自然共生課の職員を講師に招き、対馬のみに生息する絶滅危惧種のチョウ「ツシマウラボシシジミ」の実態を学習。その保護活動に取り組むことを決めた。

同チョウが日本で最も絶滅する可能性が高いチョウと言われる主な原因は、幼虫が食べるヌスビトハギやケヤブハギなどの食草がツシマシカの食害で、生息環境が悪化しているためとの職員の説明に、部員たちは、絶滅を防ぐため、これらの食草の苗を育てて生息地に植え、生息環境を維持・改善しようと、満場一致で決定した。

部員たちは「チョウを守り、数を増やすためにも一生懸命苗を育て、生息地に植えたい」と話し、ツシマウラボシシジミの保護増殖に少しでも手助けできるよう、部としても成長していきたいと決意を述べていた。

現在は、対馬市職員の指導のもとで、食草苗の植え替えなどの活動に取り組んでいる。
(2018年6月掲載)
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