宮城県 仙台城南高校 「難病と闘うネパール人少女を救う会」のみなさんの善きことニュース

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今後も日本で治療を 難病のネパール人少女のために 募金訴え

宮城県 仙台城南高校 「難病と闘うネパール人少女を救う会」のみなさん

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仙台城南高等学校の生徒たちが、今年1月、先天性の腸の重病で、仙台市内で治療を続けるネパール人少女ドゥワディ・アバさんを助けようと校内で募金活動を行った。

アバさんは2007年に来日し、家族と仙台市に在住。現在は市内の高校に通っている。治療費と生活費は寄付金でまかなってきたが、残額が100万円程度と目減りしてきた。アバさん家族は在留資格が治療や治療の付き添い限定の「特定活動」のため就労できない。そこで就労可能な在留資格「定住者」への変更を国に申請しているが、まだ許可されず、このままでは帰国を迫られる状況という。

この事を報道で知った同校のグローバル委員の生徒たちが、「アバさんを救おう」と校内での募金を提案。生徒会と協力して1月の生徒総会で全生徒に募金を呼び掛けた。

グローバル委員の生徒は、昨年8月に宮城県国際理解生徒研修会で、アバさんの父親が講師を務めるネパールブースに参加した縁もあり、「同じ仙台市の高校生、アバさんを助けたい」との思いが強くなったという。

この思いは全校生徒にも浸透。教職員も協力し、82000円を集めることができた。

1月下旬、市内で行われた贈呈式で、生徒代表がアバさんの父親に目録を手渡した。アバさんは体調を配慮して欠席したが、日本語で書いた同校生徒への感謝の手紙を寄せた。

生徒たちは今回の活動を活かし、今後も「高校生の自分たちに出来ること」を考えていきたいと話していた。
(2018年4月掲載)
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