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善きことをした高校生達

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安全に歩行を 音声の出る長野駅の構造模型 盲学校に贈呈

長野県 長野工業高校 長光プロジェクトのみなさん

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長野県長野工業高校の生徒が、視覚障害者がJR長野駅を安全に歩行できるようにと、同駅の構造を学べるよう3Dプリンターなどを使った立体模型を製作。今年3月、長野県盲学校に贈呈した。

社会貢献をテーマに様々な活動を実践する同校生徒の「長光プロジェクト」の一環。

今回の活動は、多くの生徒が長野駅を利用している盲学校からの「駅の触地図ではわかりにくいため、立体的な地図はできないだろうか」との要請に応えたもの。

模型は長野駅を100分の1に縮小した横180センチ、縦90センチ、高さ約25センチ。長野工高の生徒たちは、長野駅の構造の詳細を知るために測量を行い、図面を作製。3Dプリンターを活用して駅の出入口や階段、改札、券売機やホーム、トイレの便器など細部に至るまで精巧に再現。エスカレーターの上り下りは凹凸のある矢印で表現するなど、触れた時のわかりやすさを最優先。製作期間は半年を超えたという。また、信州大学の学生の協力で、点字ブロックに埋め込まれたピンに触ると「改札口です」などと音声ガイドが聞けるポイントを41カ所組み込んだ。音声の出る模型として特許出願中という。

贈呈式で盲学校の生徒が早速体験。「細かい所まで再現されていてとても助かる」「模型の配色が黄色と青色で弱視の子供たちにもわかりやすい」と好評で、製作した生徒は「模型で正確に駅の特徴を覚えてもらい、より安全に歩いていただければ」と話していた。
(2018年3月掲載)
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