鹿児島県 徳之島高校 総合学科・生物生産系列の2、3年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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島を元気に 自家栽培のサトウキビで黒糖焼酎を商品化

鹿児島県 徳之島高校 総合学科・生物生産系列の2、3年生のみなさん

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鹿児島県立徳之島高校総合学科・生物生産系列の生徒たちが、学校農場で栽培したサトウキビを原料に黒糖焼酎「島おこし」を開発、今年1月から2500本限定で販売を開始した。

地元の製糖工場や酒造メーカーとコラボレーションし、取り組んで来た「黒糖焼酎プロジェクト」の成果。同科の「サトウキビ学」と「奄美農業学」を学ぶ生徒たちによる地域連携事業のひとつで、同プロジェクトは島のキビ農家とキビ産業の活性化を目的に、5年をかけて商品化した。

「島おこし」の原料サトウキビは2014年12月、卒業生も協力して約6.5トンを収穫、地元の製糖工場が約900キロの黒糖を作り、酒造メーカーが焼酎の製造と瓶詰めを担当。麹用の米は鹿児島県立伊佐農林高校から約480キロを仕入れた。

黒糖焼酎の商品名とラベルデザインも生徒たちが考案。試行錯誤の上「高校生の夢と、地元企業の熱い思いをコラボして出来上がった焼酎が、島を元気にする原動力となればと、『島おこし』と名付けた」という。

1月、発売を記念して同校の伊仙農場で「黒糖焼酎プロジェクト」の成果発表会を開催。生物生産系列の2、3年生と協力企業、卒業生の代表らが出席し、先輩から後輩へと受け継がれ、商品化されるまでの5年間の取組が紹介された。

生徒たちは「まだ飲むことはできないが、成人式にみんなで乾杯し、島おこしのできる大人になりたい」と話していた。
(2016年3月掲載)
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