岩手県 花巻農業高校 食農科学科食育研究班のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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「食」で被災地支援 独自開発「さけ焼売」に子どもたちも笑顔

岩手県 花巻農業高校 食農科学科食育研究班のみなさん

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岩手県立花巻農業高校では「被災地を笑顔に」をテーマに、様々な復興支援活動を行っている。食農科学科食育研究班の生徒は、2011年から三陸産の食材と同校で製造する食材を使った商品開発を進めている。第一弾の「さんまーぐ」は、三陸産のサンマを原料に2年がかりで開発。今年1月から大槌町内の小中学校の給食メニューの一つとして採用された。

続く開発商品が「さけ焼売(シューマイ)」だ。三陸産のサケと同校産の豆腐、味噌に花巻のブランド肉「白金豚」などを使い、地元の食品製造会社と共同で開発、食べ応えのある焼売に仕上がっている。

5月19日、「さけ焼売」が大槌町内の小学校の給食に登場。児童、職員436名が味わった。大槌小学校には食育研究班から4人の生徒が訪問。5年生の児童たちに三陸を代表する魚、サケにはDHAやカルシウムといった栄養素が含まれていることや三陸の食材を使うことへの思いなどを説明し、一緒に味わった。児童たちからは「とてもおいしい」「サケは苦手だけど、これなら食べられる」と大好評。生徒たちは自信を得たようで「子どもたちの笑顔と『おいしい』という言葉がうれしい」と話していた。

三陸産の食材を使った開発商品が流通し、消費を促すことで被災地支援につなげていく。この先輩たちの思いを受け継ぐ同班の生徒たち。現在は第3弾として県産ワカメを使用したギョーザの試作に取り組んでいるという。
(2015年6月掲載)
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