岩手県 盛岡農業高校 動物微生物研究班のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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絶滅危機の県産在来鶏の繁殖に成功 保存会の立ち上げも計画

岩手県 盛岡農業高校 動物微生物研究班のみなさん

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昨年9月、“岩手県産鶏の在来種「岩手大型名古屋種」が絶滅危機にあり、生産者も2戸を残すのみ”との記事が新聞に掲載された。そのひと月後、岩手県立盛岡農業高校の動物微生物研究班の生徒10人が、雫石町長山の繁殖農家を訪問。雄鶏4羽、雌鶏10羽を譲り受け、学校で飼育を始めた。貴重な種の保存に協力しようと、生徒が自発的に提案したもので、動物微生物研究班では(1)「岩手大型名古屋種」を繁殖させ、絶滅の危機から守る。(2)地域の人々に「岩手大型名古屋種」を知ってもらい生産者の拡大を目指す。(3)「岩手大型名古屋種」を岩手の銘柄鶏にする。の3つを目標に研究を進めてきた。

飼育は班員20人が担当。待望のヒナが誕生したのは今年4月で、有精卵を孵卵器(ふらんき)の温度管理を調整するなどした結果、3羽が誕生。その後6月までに約30羽のヒナが生まれた。

動物微生物研究班では、「岩手大型名古屋種」の生産者を拡大しようと譲渡先を探しており、そこでより多くの人に知ってもらうため、ブログやツイッターで飼育の様子を公開している。さらに、保存会の立ち上げを計画。飼育農家の賛同も受けており、地域の催しなどで卵の食味アンケートなどを実施し、知名度を高める活動も進めるとともに、食材としての活用も研究していくという。
(2013年8月掲載)

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