宮城県 志津川高校 情報ビジネス科のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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ご当地キャラクターの「さんりくん焼き」で町の復興に一役

宮城県 志津川高校 情報ビジネス科のみなさん

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東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町にある、宮城県志津川高等学校。厳しい状況化にあっても、生徒たちは町の復興にいかに力を発揮すべきか模索してきた。中でも町の防災のシンボル、モアイ像を活用した町の活性化策「南三陸町モアイ化計画」を推進しているのが、志津川高校情報ビジネス科の生徒だ。

今年5月、情報ビジネス科の活動を知った長崎市立長崎商業高等学校の商業クラブから、たい焼き風菓子の金型と調理器具が贈られた。

長崎商業高校の生徒達は、たい焼きをヒントに自分たちが考案した焼き菓子「くじラブ焼き」を、チャリティーイベントなどで販売。焼き菓子の金型とガス台や泡立て器、金属ヘラといった調理器具やテントなどの購入資金約40万円を集めた。発注した金型は3種類で、表面には志津川高校の生徒がデザインしたモアイ像のキャラクター(さんりくん)が、裏面には長崎商業高校の提案で「絆」の文字が描かれている。

受け取った志津川高校の生徒は「さんりくん焼き」と名付け、5月27日、南三陸町のベイサイドアリーナで開かれた「復興市」で販売した。あんこ、白あん、カスタードの3種あり、1個100円。「復興市」には長崎商業高校の生徒2名が応援に駆けつけ、販売を手伝った。「私たちの活動が南三陸町の復興に少しでも力となり、被災者の笑顔につながれば」と笑顔で話していた。

また、志津川高校の生徒は「初めての販売なので少し緊張したが、長崎商業高校の2人のおかげでお客さんにアピールできた」「さんりくん焼きで町の復興と活性化に貢献できればうれしい」と話し、「今後も私たち高校生が町のためにアイデアを出し、町と協力しながら活力ある地域づくりをしていきたい」と意気込んでいた。
(2012年7月掲載)
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