山梨県 峡南高校 生徒会のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

地域のお年寄りと正月飾り作りや餅つきを楽しむ

山梨県 峡南高校 生徒会のみなさん

創立以来約90年の歴史を誇る山梨県立峡南高等学校。同校は、30年以上にわたって生徒を主体にした地域交流、地域貢献活動に取り組んでおり、地域はもとより、文部科学省より「高校生の社会奉仕活動推進校」(平成20年度)の指定を受けるなど、評価も高い。

その活動も、近隣の小学校、中学校の児童・生徒を対象にした出前授業や老人福祉施設へのタオルのプレゼント、ペットボトルのキャップ集めのほか、学校周辺の清掃や本栖湖畔清掃奉仕など、幅広い活動を展開している。

今年度は昨年の12月22日に、生徒会主催の「正月飾り作り・もちつき大会」を、同校のある身延町三沢地区のお年寄りを招いて開催した。

当日は、生徒会や野球部など約60人の生徒が出迎える中、老人会「三沢楽友会」のメンバー約20人が同校を訪問。生徒の歓迎のあいさつの後、7つのグループに分かれて、正月飾り作りに取り組んだ。慣れない手つきの生徒を、お年寄りが優しく丁寧に指導。温かな雰囲気の中でわらの正月飾りを編み上げた。

続いて、きねと力強く「峡香」と書かれた臼を使っての餅つきでは、野球部員を中心に、お年寄りや同校の二宮寛美校長も力を合わせ、約27キロの餅米をついた。

つき上がったお餅は、生徒会女子役員を中心にきな粉やあんこをまぶし、参加者全員で熱いお茶を飲みながらほおばった。

毎回参加しているという「三沢楽友会」のメンバーは、「毎年楽しみにしている。生徒のみなさんから元気をもらっている」と顔をほころばす。

主催する生徒会の役員は「このような機会を通じて、地域を盛り上げていきたい」「毎年、毎年、お年寄りのみなさんと元気にこの会を開いていきたい」と話していた。

同校生徒によるこうした活動は「質実剛健・勤労愛の精神のもとに、知・徳・体の調和した、社会に貢献できる人材の育成をめざす」同校の教育の、優れた成果といえるだろう。
(2011年2月掲載)

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