福島県 磐城高校 おはなし宅急便のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
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気持ちを込めた読み聞かせで、子どもたちを絵本の世界に

福島県 磐城高校 おはなし宅急便のみなさん

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「和を以て貴しとなす=以和貴」の精神をまちづくりの基本とする福島県いわき市に、創立以来110年以上の歴史を誇る県立磐城高校がある。同校は、県下有数の進学校であると共に、全国大会でも活躍したことのある野球部、サッカー部、ラグビー部や吹奏楽部などをはじめとして、部活動の盛んな高校である。加えて、同校の生徒は、授業や部活動の合間に、社会貢献活動にも積極的に参加している。

今年4月1日には、2年生の同級生でつくるボランティアグループ「おはなし宅急便」が、いわき駅前再開発ビル「ラトブ」内にあるいわき総合図書館・児童ライブラリーの「おはなしの部屋」で、子どもたちのために絵本の読み聞かせ活動を行った。

このボランティア活動のきっかけは、昨年夏の課題の絵本づくりだった。自分たちの手で絵本をつくる中で、絵本の魅力を知った5人の生徒が、子どもたちに絵本や紙芝居の面白さ、素晴らしさを伝えたいと、ボランティアグループ「おはなし宅急便」を立ち上げた。

現在は、月に1度の割合で、「おはなしの部屋」で読み聞かせ活動を実施している。4月1日の読み聞かせ会には、子どもや保護者約50人が来場。同図書館が所蔵している「ゆうたはともだち」や「うしろにいるのはだあれ」「フレデリック」などの絵本や紙芝居を、生徒が情感込めて朗読し始めると、子どもたちは夢中になって耳を傾け、絵本の世界に引き込まれていった。

目を輝かせて聞き入る子どもたちの姿に、「おはなし宅急便」のメンバーは、この活動の意義を感じるという。そして、子どもたちに絵本や紙芝居をもっと楽しんでもらおうと、今後も朗読の仕方などの勉強を重ねながら、地に足を着けた活動を続けていく考えだ。
(2008年5月掲載)
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