東京都 池袋第二小学校 5年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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自分たちで育てたお米で、お世話になった人とごはんパーティー

東京都 池袋第二小学校 5年生のみなさん

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東京の真ん中に位置しながらも、子どもたちに自然豊かな環境を肌に感じる教育をモットーとする豊島区立池袋第二小学校では、同校南側にある防災広場を専用使用し、水田や畑地として活用している。

約50平方メートルある水田は、5年生が総合的な学習の時間を利用し、米づくりに取り組んでいる。

この稲作が始まったのは2001年度からで、豊島区の友好都市、山形県遊佐町産のお米「ひとめぼれ」の苗を使い、栽培の指導も同町に仰いでいる。

06年度は、23人の5年生が、稲作に挑戦。5月の草取りから田植え、9月に待望の稲刈りを行ったのち、脱穀まで実施した。収穫したお米は約20キロにもなった。

そして今年の1月25日、5年生たちは、自分たちで栽培したお米を、稲作でお世話になった人たちに、感謝の気持ちを込めて振る舞う恒例の“ごはんパーティー”を開いた。

パーティーには区や地域、遊佐町など関係者多数を招待。子どもたちは自分たちでごはんを炊き、みそ汁をつくり、参加した人々と一緒に味わった。さらに児童らは、この日のために練習を重ねてきた劇を上演。米作りの一年を振り返るストーリーで、「田植えは腰が痛い」「みんなで育てたコメは一粒も無駄にできない」などと感想を交えながら、ユーモアたっぷりに演じ、招待客から盛んな拍手がおくられていた。

今回初めて出席した遊佐町の小野寺喜一郎町長は「水と大地とみんなのエネルギーが詰まったお米ができて嬉しい。ごはんもとてもおいしく、劇も素晴らしかった」と絶賛。米づくりに参加した児童は「田んぼ泥に足をとられたりして作業は大変だったけど、楽しかった」「自分たちで育てたお米は甘くて、とてもおいしかった」と笑顔で話していた。

同校では、お米の他、ジャガイモ、サツマイモ、綿、落花生などを育成しており、「子どもたちは、みんなで仲良く助け合い、一生懸命働くことで、様々なことを学び、成長している」と話し、都会の真ん中で自然と触れ合う教育に、確かな手応えを感じているようだった。
(2007年4月掲載)

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