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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

最新のニュース

 郷土料理「ずうし」復活、商品化 地元企業と協力、味を再現 佐賀県 早稲田佐賀高校 「team生あんこ」のみなさんnew

 命を守れる行動がとれる人を増やしたい AEDの使い方など講習会実施 広島県 基町(もとまち)高校 「基町高校PUSHプロジェクト」メンバーのみなさん

 健康教育推進 連携先の医療センターに、感謝の本棚を制作して、寄贈 佐賀県 佐賀工業高校 建築科3年生のみなさん

 公民館に防災ベンチ、寄贈 平常時は憩いの場 災害時は簡易トイレに 大分県 日出(ひじ)総合高校 機械電子科3年生のみなさん

 いつも応援ありがとう 除排雪ボランティアで地域貢献 青森県 弘前南高校 野球部、男子・女子バスケットボール部のみなさん

 「おむすびの日」に子ども食堂 学園祭の収益、地域に還元 沖縄県 八重山農林高校 ライフスキル科のみなさん

 プラスチックごみから海を守る思い込め 「麦わらストロー」を製作・商品化 和歌山県 熊野高校 Kumanoサポーターズリーダー部のみなさん

 「ハシビロコウ」モチーフに考案のPRキャラが景品 動物園のクリスマスイベントを企画 高知県 山田高校 2年生のみなさん

 地元ハーブ農園と協力 ベルガモットクッキーを開発 岡山県 岡山東支援学校 B高製菓班のみなさん

 バイオ炭施用の水田で栽培。環境にいい「意味のあるお米」 出商デパートで販売 島根県 出雲商業高校 商業科のみなさん

 自転車の安全運転、イラストで呼びかけ 淀川署から感謝状 大阪府 英真(えいしん)学園高校 マンガ・イラストコースのみなさん

 深海魚を知ろう 捨てずに生かす課題解決プロジェクト推進 鹿児島県 鳳凰高校 サイエンスクラブのみなさん

郷土料理「ずうし」復活、商品化 地元企業と協力、味を再現

佐賀県 早稲田佐賀高校 「team生あんこ」のみなさん

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佐賀県唐津市の早稲田佐賀高校の生徒が、世代間交流の場として「高校生喫茶」を構想。世代を繋ぐ「食」として、郷土料理「ずうし」を選んだ。

企画したのは「team生あんこ」の4人で、2025年春から課題活動として、「ずうし」など、同市厳木(きゅうらぎ)町の地域資源を生かした町おこしに取り組んできた。

ただ、県外出身の4人にとって「ずうし」は未知の料理。1960年代頃まで佐賀県内各地で食べられていた郷土料理で、地域や家庭によって作り方や具材は様々。そこで同年5月、地元新聞の投稿欄に「ずうし」を知る世代に情報を求めたところ、70〜90代の読者から手紙や電話で多くの情報が寄せられ、厳木では炊き込みご飯にして食べていたとわかった。また手紙の中には「復活してくれたら嬉しい」との声もあり、4人は情報提供者の助言を得ながら試作を繰り返して味を再現。高校生喫茶でおむすびとして販売する計画を考えた。

同年8月、「全国高校生プレゼン甲子園決勝大会」で、郷土料理「ずうし」を軸に新しい縁を結ぶ居場所を作る地域活性化案を発表。「最優秀賞兼文部科学大臣賞」を受賞した。

4人はここで止まらず、「ずうし」の商品化に向けて行動、地元の醤油醸造企業の協力を得て、レトルトの「ずうしの素」を完成させた。

2026年2月、「道の駅厳木」と総合スーパーマーケットで「喫茶生あんこ」と題し、「ずうしの素」と、この素を使った炊き込みご飯で握ったおむすびの販売会を開催。購入者からは「具だくさんでおいしい」「具材の香りがしっかりある」と大好評。

「沢山の人の支えがあって達成できた」という4人は、今後も出会いの縁と感謝を忘れず、世代を繋ぐ交流の場を創出していきたいと力を込めた。
(2026年3月掲載)
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命を守れる行動がとれる人を増やしたい AEDの使い方など講習会実施

広島県 基町(もとまち)高校 「基町高校PUSHプロジェクト」メンバーのみなさん

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広島市立基町高校は、2022年、「基町高校PUSHプロジェクト」をスタートさせた。

「いのちを守る行動がとれる人を増やす」ことを目的とし、安全な学校づくり・地域づくりを目指すもので、メンバーによる「心肺蘇生法講習会」の開催、「AEDシート」(※和歌山県立熊野高等学校が開発・商標登録している「AEDハートフルシート」を参考)の製作と地域への配布、広報活動などを行っている。

「心肺蘇生法講習会」は、同校生徒や教職員、保護者を対象に実施。蘇生法について説明する他、ハート型の心臓模型を押して心臓マッサージの正しいやり方や、心停止した人の命を救う自動体外式除細動器(AED)の使い方を習得する。

参加者からは、「校内のAED設置場所まで走って取りに行き、救護活動するなど、実践的に学べた」「メンバーの正しい心肺蘇生法を広めたいという気持ちが伝わってきた」「とてもわかりやすく、勉強になった」と高評価。

2025年10月には、広島市議会で『AED使用による救命率の向上を目指して〜「安心・安全な社会づくり」のために高校生ができること〜』をテーマに発表。他校の協力を得て、倒れた場所と同じ階にAEDがあれば、誰でも素早く取りに行け、落ち着いてAEDを装着できることを確認。AEDを生徒が活動している場所に多く設置してもらえるよう、提案した。

さらに「AEDシート」の製作と普及活動についても言及。AED使用時に、倒れた人の胸の上にかけるAEDシートは、特に女性に使う際に肌を隠せるため、救助者もためらうことなく使用でき、救命率が向上するという。メンバーは「AEDハートフルシート」を開発した和歌山県立熊野高等学校の許可を得て、家庭クラブと協力して「AEDシート」として製作。地域の学校や駅などに寄贈している。

メンバーは、同校のサブモットー「継続は力なり」のもと、「命を守れる行動がとれる人を増やす」活動を続けていくと力を込めた。
(2026年2月掲載)
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健康教育推進 連携先の医療センターに、感謝の本棚を制作して、寄贈

佐賀県 佐賀工業高校 建築科3年生のみなさん

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佐賀県立佐賀工業高等学校は、「地域で育てる心身ともにたくましい佐賀工業生〜地域の医療センターと連携した健康教育〜」をテーマに、令和7年度佐賀県がん教育総合支援事業に取り組んできた。同校が連携したのは佐賀県医療センター「好生館」。生徒たちは、同館の医師などから、性に関する指導講話やがん教育講話を受講した他、好生館を訪問し「がん患者会」に参加するなどして、がん教育・性教育・食育を総合的に学習してきた。

今回の活動を通して、「命の大切さ」や「支える力」を学んだ生徒たち。好生館の方々に感謝の気持ちを伝えたいと、課題研究で制作した本棚を寄贈することにした。

取り組んだのは、建築科の3年生6人。高さ65p、幅105p、奥行き45p、上下2段の木製本棚で、扉付きの上段の棚には充電ケーブルを通す穴を設け、本を入れたままでも簡単に動かせるよう、下段の底板にはキャスターを取り付けるなどの工夫も施した。

さらに、本棚の上部にはマスコットキャラクター「コウたん」を描いた掲示ボードを設置し、加えて学校が所有する3Dプリンターで作製したコウたんのオブジェも添えることで和やかな印象に仕上げた。6人は、「コウたん本棚」と名付け、令和7年12月に贈った。

「本棚を安心して利用してもらえるよう、3種のやすりを使って丁寧に角を削り、磨いた」という生徒たちに朗報が。好生館から感謝状が贈られたのだ。

令和8年1月26日に、6人は同校で開催された課題研究発表会で『「学びを力に、感謝を形に」〜コウたん本棚の制作を通して〜』をテーマに研究発表した後、贈呈式では、同館長から「本棚に込められた細やかな心遣いが、患者さんにも伝われば」と感謝状が手渡された。
(2026年2月掲載)
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公民館に防災ベンチ、寄贈 平常時は憩いの場 災害時は簡易トイレに

大分県 日出(ひじ)総合高校 機械電子科3年生のみなさん

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2026年1月16日、大分県立日出総合高校の機械電子科の3年生6人が、自分たちで製作した「防災ベンチ」を日出町中央公民館に贈呈した。

同校生徒は、地域に貢献するモノづくりとして、例年ベンチを作り、日出町などに寄贈してきた。

2024年度からは防災教育の一環で、グループごとに課題研究に取り組み、同科の生徒が座面が担架に、ベンチ下には防災用品が収納できる「防災ベンチ」を製作。同公民館に設置した。

2025年度、同校は文部科学省の防災教育モデル実践校の指定を受けた。6人は「地域防災」に役立つものを作ろうと、避難場所で活用できる新たな「防災ベンチ」を企画。2025年4月から取り組んできた。

今回考案したのは、普段は4人がゆったり座れて憩いの場となり、災害時には簡易トイレになるベンチ(幅約2メートル、高さ約40センチ)。

生徒たちは日出町危機管理室の助言を得ながら、改良を重ねた。簡易トイレには手すりを取り付けることができ、高齢者がラクに立ち座りができるよう配慮。ベンチ下にはトイレットペーパーが125個収納可能なボックスも設けた。また、ベンチの背もたれは、試作中、何度も座り心地をチェックし、最も快適な角度に設計するなどの工夫も施した。

贈呈式当日、町を代表して教育委員会委員長が感謝の言葉を述べ、「防災ベンチを作る際に学んだ知識や力を社会のために発揮してください」と生徒たちを励ました。

「災害時の避難場所ではトイレの数が足りないことを知り、簡易トイレとして使えるベンチを考えた」という生徒たち。簡易トイレに変形する実演も行い、この活動を通して防災意識を高めることができたと話していた。
(2026年2月掲載)
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いつも応援ありがとう 除排雪ボランティアで地域貢献

青森県 弘前南高校 野球部、男子・女子バスケットボール部のみなさん

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青森県弘前市は、全国的に有数な豪雪地帯として知られる。2026年1月30日に降った雪は148センチと、1月の積雪量として過去最高だった前年1月17日の126センチを超えた。

市では市民が快適に過ごせるよう、毎年除排雪体制を見直し、効果的な除排雪に努めている。しかし、それだけでは十分ではなく、市民に除排雪ボランティアなどの協力を求めるなど、持続的、継続的な除排雪活動の安定化を進めている。

2024年度には、高校生による道路除排雪ボランティアを試験的に行った。

活動を担ったのは、県立弘前南高校の野球部。野球教室や弘前城雪灯籠まつり、地域清掃などでボランティア活動を展開しており、部員たちは、いつも応援してくれる地域の人々への感謝の思いも込め、学校周辺の道路の除排雪に熱心に取り組んだ。

2026年1月24日、2025年度3回目の高校生による除排雪ボランティアが実施され、同校からは前年に引き続いての野球部と、男子、女子のバスケットボール部の部員たちが参加した。

市による早朝の除雪作業は、通勤・通学前の短時間で終わらせるため、玄関や車庫前などに寄せられた雪の処理は難しいという。

今回も学校周辺の道路の雪かきを担当した同校生徒たち。「通学路が狭くなっていると感じていた」と話し、市道や歩道の寄せ雪をスコップなどで削り、道路脇に積み上げて道幅を広くし、歩行者が少しでも歩きやすくなるよう汗を流した。

同校の生徒の中には長引く寒波と降雪で、通学も大変な状況になっているといい、生徒たちは「雪かきすることで地域の悩み解決に貢献できてうれしい」と話し、今後もみんなで力を合わせ、この冬を快適に過ごせるよう努めたいと、意気込みを見せていた。
(2026年2月掲載)
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「おむすびの日」に子ども食堂 学園祭の収益、地域に還元

沖縄県 八重山農林高校 ライフスキル科のみなさん

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沖縄県立八重山農林高校のライフスキル科は、保育・調理を主として学習し、専門的、実践的な知識と技術を活かして、社会に貢献できる人材育成を目標としている。生徒も積み重ねた学びを地域に役立てようと、様々な活動を展開。2026年1月17日には、「八重農子ども食堂」を石垣市健康福祉センターで開いた。

1月17日は「おむすびの日」。1995年の同日に起きた「阪神・淡路大震災」の炊き出しで、被災者を支えた「おむすび」と「豚汁」に由来する日に、子供たちに振る舞われたのは、このふた品。食を通して地域と向き合う生徒たちの、思いが込められた献立だ。

今回の取り組みは、2025年10月の学園祭で得た収益金の活用法を考える中で、形に残る地域還元として発案され、企画・運営は2、3年生14人が担当。八重山こども食堂ネットワーク、石垣市などがサポートした。

生徒たちはフードプロデュース科の協力を得て、数日前から豚汁のスープは豚骨から出汁を取るなど、下準備を進めた。

そして当日、会場設営と調理を並行して進めた生徒たち。2チームに分かれ、おむすびチームは、地元農家から提供されたお米を使い、おむすび100個を。豚汁チームは鍋から離れず、量と味を何度も確かめ、100人分を用意した。

市の広報もあり、開店前には140人もの子供たちが並んだ。開店と同時に、生徒たちは笑顔で子供たちを迎え、約20分で配布を完了。子供たちからは「シャケが入ってる」「豚汁、おいしい」と好評で、「喜んでもらえて良かった」と生徒たち。「多くの協力があって実現できた」「準備から片付けまで、全部がつながっていた」と話し、今回の経験を、次に繋げていきたいと意欲を見せた。
(2026年2月掲載)
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プラスチックごみから海を守る思い込め 「麦わらストロー」を製作・商品化

和歌山県 熊野高校 Kumanoサポーターズリーダー部のみなさん

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2025年に開催された『大阪・関西万国博覧会』を会場に行われた3つのビジネスコンテストに、和歌山県立熊野高校の「Kumanoサポーターズリーダー部」が出場。AEDシートの開発普及活動や新たなビジネスプランなどを発表し、10月10日実施の「関西NBCフェスタ2025」で、準グランプリを獲得した。

同フェスタは、「新化する起業家の育成と中・高校生を中心とした起業家予備軍への起業機運醸成」を目的としたビジネスプランコンテストで、同部ジオパーク班の部員たちが「麦わらストローで守る未来の海〜プラスチックごみ削減計画〜」と題し、発表した。

同班は、同校近くの志原海岸で行われた清掃活動と海洋ごみ調査に参加。多くのプラスチックごみが捨てられている現状を知った。

危機感を持った部員たちは、ライ麦の穂×茎を加工し、ストローとして再活用する「麦わらストロープロジェクト」を企画。材料となるライ麦は地元農家から提供を受けた。農家によると「ライ麦の麦わらは固くて丈夫。ストローの原料に最適」という。

部員たちは4ヶ月かけて麦わらを一定の長さに裁断。洗浄・煮沸消毒、乾燥作業を行い商品化。近隣の飲食店に配布した。洗浄すれば繰り返し使えること、紙ストローのようにふやけることも、匂いもないことなどを説明。実際に使ってもらったところ好評で、30本の注文が入った。白浜温泉旅館協同組合へは1000本納品することができた。

高校生ビジネスの目処がつき、「本当に嬉しかった」という部員たち。「麦わらストローを世界に広めるのが夢」と話し、少しでもプラスチックごみが減り、世界の海が美しい環境のもと、未来の子供たちに受け継がれるよう、今後も活動を続けたいと力を込めた。
(2026年2月掲載)
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高知県立山田高等学校の生徒が、「ハシビロコウ」をモチーフに、オリジナルPRキャラクター「ビロミン」を考案した。取り組んだのは香南市から通学する5人の2年生。生徒たちは、同校の地域課題探究学習の一環で、地元香南市の魅力を広くPRする柱として新たなキャラを作ろうと、同市の県立のいち動物公園の人気者「ハシビロコウ」をモデルに選んだ。

ハシビロコウは、エサの魚を捕食するまでじっと「動かない鳥」として知られるが、生徒たちは「ビロミン」を使って香南市を盛り上げようと、積極的に行動。動物公園に通って観察したハシビロコウの特徴を生かし、描いたイラストを用いて、アクリルキーホルダーを制作。10種あり、それぞれエメラルドメロン、山北みかん、フルーツトマトなど、市の特産品とコラボさせるなど、地域の活性化を後押しする試みも。

2025年12月20日に開催された動物公園のクリスマスイベントでは、「集まれちびっ子〜山田高校生からの招待状〜」と題する催しを企画。動物の足を観察してどんな足跡か考え、正解するとビロミンのアクリルキーホルダーがもらえる「あしあとクイズ」は大盛況。「このために来た」という参加者もおり、生徒たちも笑顔に。また、1回100円でレザーキーホルダーのガチャガチャができる「募金ガチャ」では、レザー部分に生徒が購入者のイニシャルを刻印するサービスも実施。さらに収益金2万150円を同園の動物たちに全額寄付し、園のスタッフから素敵なイベントを実施してもらったと、感謝された。

5人は、「ビロミンのかわいさが県内外にも広まって、香南市にも、動物公園にも多くの人に来てもらいたい」と願っていた。(写真提供:高知県立のいち動物公園)
(2026年1月掲載)
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地元ハーブ農園と協力 ベルガモットクッキーを開発

岡山県 岡山東支援学校 B高製菓班のみなさん

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岡山市東区の岡山県立岡山東支援学校の高等部では、積極的に社会生活や職業生活を送るための基礎的な力の育成に努めている。生徒も、普段の学びに加え、農業・木工・手工芸・製菓・軽作業・クリーンの6つの班に分かれ、作業学習や実習体験などで技能や知識を深め、働く力を高めている。

製菓班の生徒たちは「TSUBASA」のブランド名で、オリジナルのクッキーやドーナツの開発、製造、販売に取り組んでいる。

2025年秋に挑戦したのは、柑橘類の「ベルガモット」を使ったクッキーの開発。

同校生徒が、ハーブ摘みなどの実習を行うハーブ農園から「ぜひ、加工してみて」と、無農薬栽培のベルガモットの果実を提供されたもので、地元の企業や団体とのコラボレーションは初めてのこと。

ベルガモットは紅茶のアールグレイの香り付けなどに使われるイタリア原産の果実で、日本での栽培は数少ないという。

生徒たちはどう使うかを考え、皮をすりおろして生地に練り込むことにした。これまで抹茶、ココアなど8種のクッキーを開発した経験を活かして、ベルガモットの爽やかな香りを引き立てる焼き加減など、各工程で工夫、調整し完成させた。

11月29日、手工芸班のさをり織りや農業班の農産物などを販売する同校の人気イベント「ひがしゆめまつり」で、12月19日には地元百貨店で、生徒自ら販売。緊張しながらも買い物客に積極的に声かけし、完売できた。

生徒たちは、自分たちが作ったクッキーで、地域で育てたベルガモットを多くの人に届けられればと話し、今後も「おいしい、うれしい、たのしい」を合言葉に、商品づくりに取り組みたいと話していた。
(2026年1月掲載)
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2025年12月13日、島根県立出雲商業高等学校の「出商デパート」が、20回目を記念して出雲ドームで開催された。

同デパートは、ビジネスに関する専門的知識の実践的・体験的な学びの場として、すべて生徒が主体となって企画・運営。同校生徒の開発商品から地域の魅力ある商品や全国の名産品など、生徒がバイヤーとなり厳選した商品を販売するもので、毎回多くの市民で賑わう人気のイベント。今回のテーマは「皆様への感謝とともに進化の舞台へ 〜地域を彩る特別な瞬間を〜」。

多種多彩な商品が並べられた中で、商業科の2年生が出品したのが、水田にバイオ炭を投入して栽培した「お米」。使用するバイオ炭は、間伐した竹などに木質チップを加えて炭にしたもの。大気中の二酸化炭素を取り込んだ植物を炭にしたバイオ炭を地下に戻すことで、温室効果ガス削減につながるだけでなく、土壌の改善にも役立つという。

地元の農事組合法人が、2023年から取り組んでいる栽培方法で、2025年は4・4ヘクタールでバイオ炭を施用し、24トンを収穫した。同法人の試算では、米1キログラム当たり、CO2約2・4キログラムの削減につながっているといい、2024年からイベントなどで販売を始めた。

生徒たちは、同法人からバイオ炭の説明を聞くなどし、毎日の食卓からできる環境貢献、地元の人に広めたいと、仕入れを依頼。チラシや米袋に貼るシール、値札なども作成した。

当日は1キロ千円で50袋を用意。環境に配慮した「意味のあるお米」と呼びかけると、関心を持った多くの来場者が詰めかけた。

手応えを感じたという生徒たち。「食べ物を通じて環境への関心を高めたい」と話していた。
(2026年1月掲載)
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自転車の安全運転、イラストで呼びかけ 淀川署から感謝状

大阪府 英真(えいしん)学園高校 マンガ・イラストコースのみなさん

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2027年に創立100周年を迎える英真学園高等学校。社会に貢献する教育は、伝統として受け継がれており、2025年もマンガ・イラストコースの生徒が、自転車の安全利用や交通マナーを呼びかけるイラストの作成に挑戦し、3作品が、交通安全を訴えるポスターやチラシのデザインに採用された。

同年11月7日、淀川警察署で、同校を「Safety Bicycle推進校」に指定するセレモニーを開催した中で、イラストを描いた3人の生徒に感謝状が贈られた。

「Safety Bicycle推進校」とは、大阪府警や教育関係者の支援の下、自転車の安全な利用を高校生自らが「考え、学び、行動する」ことを目指すプロジェクトで、中高生の自転車事故が後を絶たない現状の改善が、活動推進の理由という。

府警によると、2024年の交通事故による中高生の死傷者のうち、自転車乗車中が約7割も占めており、そこで淀川署は、中高生に交通安全意識を高めてもらおうと、同校にイラストの作成を依頼。マンガ・イラストコースの生徒が取り組むことになった。

セレモニー後、生徒たちは同署の警察官と阪急電鉄「十三駅」前に立ち、自分たちのイラストが入ったチラシを同世代の乗降客などに配り、自転車の交通安全を呼びかけた。

また、採用された作品は、淀川区内の小学校、中学校、高校の他、公共施設などにポスターとして掲示される予定で、3人は「自転車に乗るときは、ヘルメット装着が最強の防具。自分の命は自分で守る意識を持ってほしい」と力を込めた。
(2026年1月掲載)
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深海魚を知ろう 捨てずに生かす課題解決プロジェクト推進

鹿児島県 鳳凰高校 サイエンスクラブのみなさん

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鹿児島県南さつま市の鳳凰高校のサイエンスクラブは、2021年度から同市やかごしま深海魚研究会などと連携。同市のタカエビ漁で混獲されても、未利用のまま廃棄される深海魚の活用と普及拡大を図る「深海魚プロジェクト」に取り組んでいる。

同市野間池漁港の水産業者から、深海魚の選別体験や利用価値について学びを深めた他、同港で獲れる深海魚の愛称の考案、レシピの開発や試食会の開催、近隣の小・中学生対象の出前授業などを実施。おいしい魚が多いことなど、深海魚の多彩な魅力を発信してきた。

2025年度は、「深海魚を遊んで学ぼう」と、クロスリアリティー(XR)ゲーム「XR深海魚仕分け人」を開発した。

仮想空間でベルトコンベアーで流れてくるタカエビ、スミクイウオ、アカカサゴの3種類の深海魚を専用カゴに仕分けるゲームで、制限時間は1分。スコアに応じてポイントが得られる。まれに黄金のタカエビが登場し、捕まえるとスコアを大きく伸ばすことができる楽しい工夫も。

制作したのは1年生の部員たちで、遊びながら南さつま市で水揚げされる深海魚の名前が覚えられる。漁師の仕事を体験できるなどを念頭に、2025年の夏に1か月かけて完成させた。その後、部員や教員の助言を得ながら改良を重ね、市役所1階の市民ギャラリーやかごしま水族館などで体験会を実施。ゲームに挑戦した子供たちからは「面白い」「もう一回やりたい」と好評で、「深海魚を知らなかった。名前を覚えたい」と嬉しい感想も。

「深海魚のグロテスクなイメージを崩したい」という部員たち。今後も深海魚廃棄ゼロを目指して、活動を広げていきたいと意気込んでいた。
(2026年1月掲載)
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