岩手県　城内中学校　１・２年生の皆さんの善きことニュース

岩手県洋野町は、同県沿岸部の最北端に位置し、海と緑に囲まれた自然豊かな町。この恵まれた環境の中で学ぶ同町立城内中学校の生徒は、地域や人々に貢献する心を育んでいる。

今年の２月２日・８日の二日間には、一人暮らしのお年寄りの家を中心に雪かきのボランティア活動を行った。

お年寄り一人の力では雪かきをするのは大変なうえに、雪の中に閉ざされる孤独感などの精神的負担も重いと言われる。こうした不安感を解消し、少しでも安全に元気に暮らしてもらおうと、生徒たちが平成12年から毎年自主的に取り組んでいる奉仕活動で、「スノーバスターズ作戦」と名付けられている。

特にこの冬は、洋野町も大雪に見舞われ、「助け合いの心で、しっかり除雪しよう」と生徒たちの意気込みも高まった。

当日は１年生と２年生２０人が５つのグループに分かれ、学区内の高齢者宅１５軒を訪問。各家ともひざ上まで雪が積もっており、生徒たちは、道路から家の玄関、勝手口や納屋などに続く通路の雪をスコップで力強く払っていった。

熱心に雪かきに取り組む生徒の姿を見て、お年寄りの一人は「今年は雪が多く困っていた。一生懸命やってくれて大助かりです」と感謝。生徒も「仲間と力を合わせて協力できるので、本当に気持ちいい」「これからも、お年寄りや地域のために雪かきだけでなく、いろいろなボランティア活動にも取り組んでいきたい」と元気に語ってくれた。