滋賀県　湖東中学校　生徒会の皆さんの善きことニュース

愛知川と宇曽川に囲まれた東近江市横溝町。整然と広がる田園風景、緑濃い鎮守の杜、黒瓦の家並みが美しいこの町の湖東中学校では、市民に開かれた学校として、地域に貢献する活動を展開している。

もちろん生徒も、ボランティアなど自主的な活動を行っており、２００５年秋の文化祭ではバザーを実施。その売上金で介護用品を購入し、地元の特別養護老人ホームに寄贈した。

中心となったのは生徒会のボランティア委員１０人。１０月７日、湖東『革命＝Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ』のテーマで開催される文化祭で、不用品バザーの実施を計画。全生徒や保護者に不要品の提供を呼びかけたところ、各家庭から日用品やおもちゃなど約１０００点が寄せられた。

そして当日、バザーのコーナーには生徒や地域の住民などが訪れ、約３万円の売り上げを得ることが出来た。

生徒会では、自分たちだけでなく、保護者などの協力を得て集めたお金を、どう生かすか検討した結果、福祉に役立ててもらうことに決定。同市下里町の特別養護老人ホーム「菊水園」に寄付を申し出たところ、同園から介護用品を贈って欲しいとの希望があった。そこで生徒会はマットや介護ベッドに取り付ける柵を購入。１０月３１日に同校で開かれた贈呈式で、「菊水園」の職員に手渡した。施設の職員らは「大切に使います」と生徒からの心温まる贈り物に、感謝の言葉を述べていた。