北海道 生振小学校 6年生の皆さんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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書き損じはがきを回収 「世界寺子屋運動」に協力

北海道 生振小学校 6年生の皆さん

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今年で創立110周年を迎える石狩市立生振(おやふる)小学校では、6年生(全11人)が日本ユネスコ協会の「世界寺子屋運動」に協力するため、書き損じの官製はがきの回収に努めている。

スタートしたのは2年前。当時の6年生が総合学習で、学校に行けず、文字の読めない子供や成人のいる国や地域に、“学びの場=寺子屋”を建て、読み・書き・算数などを教える「世界寺子屋運動」について学んだことがきっかけとなった。

子供たちは、ゲストティーチャーとして招いた日本ユネスコ協会の人から、世界には、学校に行けない子供が1億人以上、学校に行けずに、読み書きが出来ないまま大人になった人が8億人もいることを知った。そして、「世界寺子屋運動」で1989年から2005年までに、40カ国以上で約75万人の子供や大人が教育の機会を得られたことに感動し、自分たちにも出来ることをしようと、書き損じ官製はがき回収活動の実施を決めた。そして、昨年3月卒業するまでに2000枚以上のはがきを集め、ユネスコに送った。

書き損じはがきとは、住所を書き間違えたりして投函されていない未使用のはがきのことで、50円の書き損じはがきをユネスコに送ると、45円の募金となる。ユネスコによると、この45円でネパールでは鉛筆7本、アフガニスタンではノート1冊とボールペン2本が購入できる。またインドでは、一カ月500円でひとりの子供が学校に通えるという。

生振小学校の書き損じはがき回収活動は、現6年生に引き継がれ、地元の商店やスーパーなどに活動への協力を呼びかける「地域班」、新聞社やテレビ局などに広報活動を行う「メディア班」、活動内容などをインターネットで紹介する「ホームページ班」の3つの班に分かれて活動を展開している。

これまで、6年生一人ひとりが作成したリーフレットをスーパーなどに配布して、店頭に貼ってもらうなどの協力を呼びかけた他、昨年12月には地元のFMラジオ局やテレビ局の番組に出演。「世界寺子屋運動」を推進するため、はがき回収活動への協力を視聴者に訴えた。

児童たちは昨年の収集実績を基に、今年2月までに2500枚を集めることを目標にしており、「一人でも多くの人が、読み書きが出来るようになるためにも、今年の年賀状など書き損じたはがきがある人は、ぜひとも送ってください」と話している。

送り先は〒061・3245 石狩市生振375、生振小学校へ

(生振小学校ユネスコのページ●http://www.geocities.jp/oyasho2005/)

(2006年1月掲載)

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