山形県 酒田市立琢成(たくせい)小学校 5年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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被災農家の稲刈りをお手伝い 自分たちが力になれる支援

山形県 酒田市立琢成(たくせい)小学校 5年生のみなさん

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2024年7月末、記録的大雨に襲われた山形県酒田市。土砂が流入した同市大沢地区内の水田で、手作業での稲刈りボランティアを行った子どもたちがいる。市立琢成小学校の5年生27人だ。

夏休み明け5年生は、総合的な学習の一環で、大雨被害からの復旧をテーマに、自分たちの力で何ができるのかを考えた。9月19日には、被害の大きかった大沢地区で、復旧と復興ための活動を行う団体の代表を講師に招き、被災地の現状や、全国から駆け付けた災害ボランティアが大きな力になっていることなどを聞く中で、土砂や流木が流れ込み、稲刈り用コンバインを入れることができなくなった水田で、草刈り鎌などを手に稲を刈る被災農地ボランティアがあることを知った。

「農家の手助けをしよう」と、10月2日、27人全員で大沢地区青沢集落を訪問。市街地にある同校の児童にとって稲刈りは初めてで、地元農家の指導を受けながら、ぬかるむ水田に入り、泥だらけになりながらもていねいに稲を刈り、束ね、くいにかけるなどの作業を進めた。

「手で刈るのはとてもこんなに大変だった」「稲刈りができてよかった」という児童たち。高齢の農家が多く、体力的にも厳しいため、人手も足りないことから、自分たちでできるボランティアを今後も続けたいと話す。

手刈りできなければ放っておくつもりだったという農家は、「天日干しして脱穀したお米を子どもたちに食べてもらいたい」と、笑顔で感謝していた。

団体の代表は「市街地の子どもたちが、自分たちも支援したいと実際に活動してくれたことがうれしい」と喜んでいた。
(2024年10月掲載)
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