岡山県 岡山市立操南中学校 272人の1年生の善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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能登復興へ 思いをつなぐ巨大モザイクアート制作

岡山県 岡山市立操南中学校 272人の1年生

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2021年6月、生徒会が「SDGs宣言」を行った岡山市立操南中学校の生徒たちは、総合的な学習の時間を中心に様々な活動に取り組んできた。

2024年の1年生272人は、1月の能登半島地震で被害を受けた地域への応援の思いを形にしようと、縦7.6m、横10mの巨大モザイクアートの制作に取り組んだ。デザインのモチーフとなったのは、石川県七尾市の「のとじま水族館」で人気者だった2匹のジンベイザメ「ハク」と「ハチベエ」で、地震で水族館の設備が被害を受けた影響で亡くなっている。

生徒たちは制作にあたり、同水族館の飼育員に震災時や「ハク」と「ハチベエ」のこと、他の被災した魚たちのことなどを聞いた。7月には、奥能登で炊き出しなどの支援活動を行ったボランティアの講演を聞き、9月には現地ボランティアに参加した同校教員から、8か月経っても大変な状況であるという現実を知り、被災地への思いを表現することの大切さを再認識した。

生徒たちは2.5cm四方の色紙約12万枚を台紙に貼って、「ハク」と「ハチベエ」が元気に泳ぐ姿を表現。能登地方の1日も早い復興を願い「能登〜つなぐ〜」のメッセージを添えた。

約2か月かけて完成させたモザイクアートは、9月20日の文化祭でお披露目した後、地元企業や地域のイベントでも展示。作品が「奪われた命や被災地の暮らしに思いをはせ、自分たちにできる支援を考えるきっかけになれば」と思いを語る生徒たち。1学期末から9月にかけて募金活動を実施。同校生徒や地元企業などの協力で集めた義援金約13万円を、奥能登地方とのとじま水族館に寄付している。
(2024年10月掲載)
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