青森県 柏木農業高校 生物生産科3年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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米粉専用米を使った新商品『柏っとシリーズ』 米粉の需要拡大へ

青森県 柏木農業高校 生物生産科3年生のみなさん

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2025年に創立100周年を迎える青森県立柏木農業高校。生徒は歴史と伝統をふまえ、農業と地域産業の発展に寄与するべく努めている。2024年度も、生活科学科の生徒が郷土の魅力を伝えるカプセルトイ「柏農女子津軽弁マスキングテープ」を、生物生産科果樹班の生徒が、りんごの剪定枝を活用した燻製チップ「SMOKE CHIPs」を開発するなどの活動を展開している。

生物生産科作物班の生徒は、米粉の需要と消費拡大を目的に、米粉専用米を使った新商品開発に挑戦。2022年、黒石市の洋菓子店の指導で「柏(ぱく)っとシリーズ」の第1弾「柏っとロール」を完成させ、今年度は3年生3人が、米粉専用米の新品種「あおもりっこ」を利用した商品開発を進めてきた。

「あおもりっこ」は、良質な米粉の生産が可能な高アミロース米で、生徒たちは、県外企業の協力を得て米粉8割、かたくり粉2割を配合したグルテンフリー麺「柏っとメン」を開発。試食した生徒は、モチモチとした食感が美味しいと、満足の笑顔。

6月19日、地元平川市内の13の小中学校の給食に提供。「ホタテと米粉麺のスープ」のメニューで子供たちに味わってもらった。

当日3人は小和森小学校を訪問。5、6年生約90人を前に、近年、米の消費が減っていること、米粉の需要が高まれば、米の消費量増加に貢献できることなどをクイズや動画で解説しながら、柏っとメンを作った経緯を紹介した。とても面白くわかりやすかったという児童たち。柏っとメンの評価は「おいしかった!」。

11月から市内のショッピングセンターで「柏っとシリーズ」が販売される予定で、3人は「いろんな人に食べてもらえれば」と話していた。
(2024年8月掲載)
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