佐賀県　唐津市立第一中学校　生徒会のみなさんの善きことニュース

２０２３年７月の九州北部豪雨で佐賀県唐津市も河川の氾濫や土砂災害が発生するなど、大きな被害を受けた。

同市の第一中学校の生徒たちは、生徒会役員を中心に、被災した地域の人々を支援するために少しでもできることを検討し、募金活動を行うことを決めた。

７月１９、２０日の両日、生徒会役員のメンバーは校内での募金活動を実施した。事前に全校生徒に支援の呼びかけをしていたことから、生徒や教職員が積極的に協力した。小遣いを貯めた貯金箱を持ってきた生徒もいて、３万２７２０円の義援金を集めることができた。この義援金は、７月２４日に生徒会の代表が唐津市社会福祉協議会に届けた。

生徒会役員は、この活動をさらに広げていきたいと考え、唐津市内の中学校の生徒会に募金活動を行うことを呼びかけた。第一中学校では、前回の取り組みが校内での取り組みであったことから、校外での募金活動を実施することにした。活動のボランティアを募ると予想以上に多くの生徒が手を上げてくれた。８月２９、３０日の２日間、唐津市役所と市内のスーパーの前で募金箱などを持って、市民や買い物客に向けて被災者への支援を呼びかけた。生徒たちの少しでも早く復興してほしいという思いが通じ、多くの募金が集まった。生徒たちも「感謝の気持ちでいっぱいです。」と話していた。

１０月１９日、第一中学校をはじめ募金活動を行った市内５校の生徒会代表が唐津市社会福祉協議会を訪問し、「被災された方々の力に少しでもなれたら」と集めた義援金約４２万円が入った箱を職員に手渡した。

義援金は、日本赤十字社佐賀県支部を通じて被災者の支援などに役立てられることになっている。