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善きことをした高校生達

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田んぼの害虫ジャンボタニシ、自作のペットボトル捕獲器で駆除

京都府 洛西高校 洛再Linksのみなさん

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田植え後の若苗を食害する田んぼの害虫、南米原産の外来種「ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)」。京都市西区大原野地域でも毎年被害を受けており、「なんとかしなくては」と2022年、京都府立洛西高等学校「洛再Links」の生徒たちと同地域の住民グループ「なんやかんや『大原野』推進協議会」が連携。ジャンボタニシを駆除する「ジャンタニバスターズ」を立ち上げた。昨年は手作り網で掬い取る方法で約500匹を捕獲。さらに、間伐竹と燃焼させて肥料化し、効果の実証実験までを行った。

今年度は、生徒たちが同校でゴミとして捨てられる500mlペットボトルを使った捕獲器を製作した。100円ショップのプラスチック製かごなどを材料に、筒状にしたペットボトルを、かごの側面に穴を開けてはめ込んで入り口を作り、中に餌を入れてジャンボタニシを誘い込む。

2回目となる「ジャンタニバスターズ」は、5月8日から12日まで実施。田んぼでの取り組みは4日間で、4月に試作した捕獲器12台のうち6台を使用。大根やキャベツの野菜くず、米ぬかなど餌を変え、どの餌が食いつきが良いかなどの観察も進めた。一番人気はタケノコで、ジャンボタニシがまとめて寄ってきたという。5日目は肥料化への取り組みで、古い間伐竹などを燃やし、ジャンボタニシの燃焼実験を行った。

「初めて作ったが、たくさん誘い込むことができた」という生徒手製の捕獲器は、ゴミなどを有効活用しており、低コストで量産しやすく、ジャンボタニシの駆除に効果を発揮するものと期待される。生徒たちは「簡単に作れるので、被害防止にぜひ活用してもらえれば」と話していた。
(2023年6月掲載)
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