徳島県 阿南光高校 緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチームのみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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資源循環型堆肥、開発 東京五輪に続き大阪・関西万博でも採用

徳島県 阿南光高校 緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチームのみなさん

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徳島県立阿南光高校の生徒らで組織する「緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチーム」は、自分たちで開発した資源循環型堆肥「もったいない2号」を活用し、地球温暖化防止や脱炭素社会の実現に向けて、多彩な活動を展開している。

「もったいない2号」の原料は、河川や道路、公園などの維持管理作業で発生する刈草。これまで、自治体が多額の費用をかけて焼却処分していたもので、チームは2011年から専門家の助言を受けながら試行錯誤を重ね、2013年にエコロジーで、安全、安心、良質な堆肥として開発。その後も改良を進め、刈草に放置竹林の竹を混ぜた「改良版もったいない2号」を誕生させた。

また生徒たちは、夏のグリーンカーテンに活用する植物として、栽培が容易でおいしい果実が収穫できるパッションフルーツに着目。2017年から「もったいない2号」とセットにして、グリーンカーテン作りの出前授業なども実施。こうした環境配慮の取り組みが注目され、2021年の東京五輪・パラリンピックの猛暑対策として、競技会場周辺に木陰をつくるプロジェクトの堆肥に採用された。さらに、2025年の大阪・関西万博の会場整備用に使用されることになった。

4月21日、生徒たちは阿南市役所を訪問。来庁者に「万博の会場で採用された肥料です」などと説明しながら、「もったいない2号」に市の花「ヒマワリ」の種をパックした「ミニ緑のカーテンセット」を配布した。

「もったいない2号」は、万博の『いのち輝く未来社会のデザイン』というテーマにふさわしい資源循環型堆肥であり、生徒たちは「環境改善や地球温暖化防止につながるSDGsな取り組みであることを発信したい」と話していた。
(2023年5月掲載)
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