和歌山県 みなべ町立高城中学校 1年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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梅の受粉助けるニホンミツバチの保護増殖へ 巣箱作りで応援

和歌山県 みなべ町立高城中学校 1年生のみなさん

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「ふるさとを愛し、誇りに思う生徒」の育成を目指すみなべ町立高城中学校。みなべ町は、全国の梅生産量の約7割を占める和歌山県下でも梅の生産が盛んな地域で、同校は2020年度からふるさと学習の一環で、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」を学ぶ授業を設け、地域の名産「南高梅」の受粉を助けるニホンミツバチの学習も進めている。

2023年1月18日、ミツバチの生態などを学ぶ学習会が開かれ、1年生14人が受講した。今回も、ニホンミツバチの保護活動を行っている地元梅農家が講師を務め、ミツバチが梅の受粉に重要な役割を担っていることや巣の構造、天敵のダニやスズメバチなどにより、ニホンミツバチが激減していることを説明。「なんとかしなくては」と危機感を語った。

生徒たちはニホンミツバチを守り増やそうと、3年前から巣箱作りに取り組んでおり、今年度は2月20日に1年生が3班に分かれて実施。巣箱用のスギ板は講師の梅農家が用意し、幅38p、奥行き42p、高さ40pの巣箱を各班1箱ずつ組み立てた。天井板にはミツバチを誘い込むための蜜蝋を塗り、雨などによる劣化を防ぐためバーナーで表面を焦がした。

「みんなで協力し合って上手にできた」「梅がたくさん実るよう巣箱にミツバチが入り、増えてくれれば」と願う生徒たち。講師役の梅農家は「生徒たちのミツバチを守ろうという思いが伝わってきた」と話していた。

3月、巣箱はミツバチの群れが入った巣箱近くに設置。ミツバチが好むランの仲間キンリョウヘンを出入り口付近に置いた。「今年は女王バチなどが別の巣に移る分蜂があると思うので、なんとか入ってくれたら」と期待していた。
(2023年3月掲載)
下写真1下写真2

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