広島県 高陽東高校 調理部2人の3年生の善きことニュース

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善きことをした高校生達

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SDGsな和菓子 特産狩留家なす大福で和菓子甲子園挑戦

広島県 高陽東高校 調理部2人の3年生

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広島県立高陽東高等学校の調理部の3年生2人が、8月に大阪市で開催された第13回「全国和菓子甲子園」(全国菓子工業組合連合会青年部主催)の決勝戦に、広島県の高校で初めて出場。奨励賞を受賞した。

東北・北海道/関東・甲信越/中部/近畿/中国・四国/九州の6ブロックから2チームずつ、計12チームが頂点を目指して腕を競った。

同大会は毎回テーマがあり、今回は「SDGs」。この難しい課題に2人が考えたのは、地産地消。そして考案したのが生徒の祖母が栽培している「狩留家(かるが)なす」を使った大福だった。「狩留家なす」は同校のある広島市安佐北区で生産されているブランド野菜で、色は白く、青リンゴに似た味が特徴。

2人は水分量や砂糖などの配合を変えながら、試作を重ね、皮ごと煮詰めた狩留家なすを白あんでくるみ、レモンの皮のすりおろしを練り込んだ求肥(ぎゅうひ)で包んだ斬新な大福が誕生した。酸味と甘みの絶妙なバランス、もちもちとした食感が魅力で『レモン風味の狩留家なす大福』と名付けた。

「地域の特産品を使った自慢の大福です」という2人に、地元も応援。狩留家なすはNPO法人が、求肥の原料の白玉粉などは製粉メーカーの(株)上万糧食製粉所が、香り付けのレモンは瀬戸田のレモン農家の中西さんが提供した。

決勝戦では「納得できる作品ができた」「プレゼンテーションでも地産地消についてアピールできた」と語る2人。9月に行われたNPO法人での報告会で、地元への感謝の言葉を述べるとともに、今回の挑戦で、自分たちの食生活が地域に支えられていることを痛感した。今後も「地域を元気に!」を目標に活動を続けていきたいと話していた。
(2022年9月掲載)
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