熊本県　津奈木町立津奈木中学校　生徒のみなさんの善きことニュース

１９４７年開校の津奈木町立津奈木中学校の教育目標は「夢実現に挑戦する活力ある生徒」。生徒も地元の活性化を目指した挑戦を進めている。

毎年１年生は地元特産の漬物「寒漬大根」作りにチャレンジ。無肥料・無農薬の自然栽培で、例年秋に種まきし、草取り、間引き、収穫、かけ干し、樽漬けなどを行う。出来上がった「寒漬大根」は町の内外で販売されており、おいしいと好評。今年も商品ラベルを生徒たちが制作した。

また生徒たちは、総合的な学習の時間の中で、町のためにもっとできることはないかを考え、「寒漬大根」を使った料理の開発を企画。地元の飲食店と連携してレシピを考案。試行錯誤しながら寒漬と桜鯛の漬けちらし、寒漬チャーハンセット、寒漬太刀魚フライ定食、寒漬入りがんもどき、寒漬入り玉子焼き、寒漬入りポテトサラダ、寒漬スティックケーキ、寒漬キャンディーの８品を商品化した。５月９日〜６月３０日まで実施の「つなぎ寒漬フェア」で、参加６店舗それぞれ異なる料理が味わえる。

同フェアは今回初めての開催で、生徒たちが寒漬を使って作ったこれまでにない新メニューを、多くの人に味わってもらおうと、「つなぎ食の振興協議会」と同町が企画した。

町民からは、寒漬を使うなんて考えもしなかったユニークな料理もひと工夫してあって、とてもおいしかったと、高い評価を得ていた。

「幅広い年代の人に食べてほしい」という生徒は、各店で食べてもらい、寒漬の美味しさを多くの人に知ってもらえればと願っていた。