福岡県 山門高校 食物部のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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感謝の思い込め 地元みやまの美味しい食材で弁当考案

福岡県 山門高校 食物部のみなさん

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創立110年の歴史を誇る福岡県立山門高校。地元みやま市唯一の高校として、生徒も地域との連携に努め、学びや部活動などでの成果を、社会貢献活動などに発揮している。

その中で食物部は2021年9月、市と地元企業が運営する会社「みやまスマートエネルギー」と共同で「みやま高校生お弁当プロジェクト」を立ち上げ、市特産の食材を使った弁当「みやまの玉手箱」を考案。今年1月30日に、市内のコミュニティースペース「さくらテラス」で販売会を実施した。

同部は、校内の調理室で作った菓子を、秋の文化祭などでの販売とおもてなしの心を育む活動に取り組んできたが、コロナ禍で調理室での活動ができなくなったため、名札マスコットの製作や活動計画作りを進めてきた。そこに持ち込まれたのが、地域づくり事業の一環としてのお弁当プロジェクトだった。部員たちは「これまでの成果を多くの人に知ってもらえる」と参加を決めた。

肥沃な土地で育った市特産の農産物の中から、部員たちが食材を選択。メニューの開発や試作は各自の自宅で行い、その写真を顧問や部員に送り検討を重ねた。

関係者が集まったおかずのプレゼンテーションで部員たちは「この活動を通して、みやま市の特産物について知ることができた」と言い、弁当3案とデザートを提案。弁当告知のチラシデザインも部員が考えた。

「みやまの玉手箱」と名付けられた弁当の販売会では、3品入りの350円と6品入りの650円の2種類、計100個を用意。コロナの感染拡大のため販売会に立ち会えなかった部員たちは「お弁当を通して、私たちの感謝の思い、みやまの食材の美味しさを伝えられたら」と願っていた。
(2022年3月掲載)
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