茨城県　大洗町立大洗小学校　６年生のみなさんの善きことニュース

２０２２年１月２７日、茨城県大洗町磯浜町の曲がり松商店街で『曲がり松キッズ未来プロジェクト』の「子ども商店街」が開催された。実施したのは町立大洗小学校の６年生約７０人。子どもたちは班ごとに社長、経理、広報、販売といった役割を決め、事業計画を作り、資金の調達から商品の仕入れ・販売、資金の返済までの流れを学習し、地域とのつながりを深めていくというもの。

事前学習を受けた児童たちは、販売計画を練ったり、ＰＯＰ作成などの準備を進めて迎えた当日朝、曲がり松商店街の役員から「元気にあいさつしよう」「たくさんの人に声をかけよう」など、商売の心構えの説明を受けた。

まず経理担当の児童たちが金融機関に出向いて販売計画を説明。必要な資金を借りて商店から商品を仕入れた。コロナ感染予防対策を徹底した後、１０時ごろ開店。保護者や地域住民、買物体験にきた下級生を相手に、元気な声で「割引しています。いかがですか」などと、各班それぞれのセールス展開で商品をアピール。どの店舗も大盛況だった。

２０１１年から始まった「子ども商店街」。楽しみという住民も多く、今年の子どもたちも「接客態度がよく、安心して買えた」と評価していた。

「お客様の励ましの声がやる気につながった」「たくさん売れてうれしかった」という児童たちに、商店街のスタッフは「元気と笑顔で立派に商売をしていた」「商店街も活気づいた」「今後も、子ども商店街の取り組みを応援していきたい」と話していた。

子どもたちは売上金の中から調達した資金を金融機関に返済。残りの純利益は町に寄付する予定という。