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善きことをした小学生・中学生達

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地域に感謝 アルミ缶23,278個の収益金でマスク寄贈

佐賀県 佐賀市立小中一貫校思斉館中学部 生徒会総務部のみなさん

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1784年(天明4年)に創設された学問所「思齊學館」を始まりとする佐賀市立小中一貫校の思斉館中学部。生徒は、地域と住民の力を借りながらふるさと久保田町を学ぶ「思斉学」を通して、町に誇りを持ち、文化や伝統を大切にする心を育んでいる。

例年、同校近くにある嘉瀬川河川敷をメイン会場として開かれる「佐賀インターナショナル・バルーンフェスタ」で、河川敷やトイレ、久保田駅の清掃活動など、地域貢献活動に熱心に取り組む同校の生徒たち。2021年には登校時に交通安全の見守りなど、日頃お世話になっている地域の人々に感謝の気持ちを伝えたいと、アルミ缶回収で得たお金でマスク31箱を購入。久保田まちづくり協議会に贈った。

生徒会総務部が企画。同年2月、全校生徒221人に呼びかけた。10月までに1万個を集めたが、もう一踏ん張りしようと11月を強化月間に決め、総務部が再度生徒に訴えたところ、1ヶ月間で1万個を回収。合計で2万3278個にもなった。

生徒会ではこれまでもアルミ缶を回収してきたが、換金後の使い道は特に決めていなかった。今回、目的を示したことで、地域に少しでも多くのマスクを贈りたいと生徒みんなが積極的に協力してくれたという。

12月14日、総務部の生徒2人が思斉くらし総合センターを訪問。31箱それぞれに「いつもありがとうございます」など、生徒が記した感謝のメッセージを添えて、久保田まちづくり協議会の代表に手渡した。長年子どもたちの見守り活動を続けている同協議会の代表は「コロナ禍の今、たいへんありがたい。大事に使わせてもらいます」と笑顔で話していた。
(2022年2月掲載)
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