福島県 只見町立只見中学校 3年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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新潟・福島豪雨10年 記憶の継承と防災意識高揚へ、語り部活動

福島県 只見町立只見中学校 3年生のみなさん

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只見町立只見中学校は「山から海を守る」をテーマに、海洋ごみ削減を目指す新聞紙エコバッグ作りなど、持続可能な国際社会を作る「SDGs」に積極的に取り組んでいる。

その教育の根底にあるのは、生徒たちのふるさとを愛する心の育成。只見町は2011年7月の新潟・福島豪雨で甚大な被害を受けた。この悲劇を繰り返さないため、同校では地域や関係機関と連携した地域合同防災訓練を実施し、生徒たちは自助・共助・公助の意識を高めてきた。今年7月の合同防災訓練では、生徒が企画段階から初めて参加し、アイデア出しから計画立案、運営まで主体的に活動。その中で被災から10年が経ち、記憶の風化が懸念されていることから、生徒たちは、当時を知らない子供たちに災害の恐ろしさや教訓を伝える語り部活動を行うことを決めた。

中心となったのは3年生。災害を知るための調べ学習や治水について学んだ他、当時を知る町内の朝日、只見、明和の3地区の住民を取材。これらをまとめ、7月の合同防災訓練の中で、朝日小学校の児童に初めての語り部活動を実施した。パワーポイントなどを使い、当時の状況や防災に向けた教訓を具体的にわかりやすい言葉で、小学生に伝えた。

語り部を担当した3年生は当時5歳。「想像もできないような被害があったことを改めて知った」「災害から町や人を守るためにも、今回学んだことを次世代に伝えなくては」と意欲を見せる。

同校は「災害を風化させないという思いと、次世代に災害の恐ろしさを伝える語り部として気持ちが高まってきた」と話し、生徒たちの今後の成長を期待していた。
(2021年10月掲載)
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